どうも!Houichiです。絵を描いたり、絵を教えています。
今回は絵描きが考える映画を見ることで絵が上達する理由を話していきたいと思います。
映画を見る時は自分がその世界に入り込んで感情移入する人もいれば、論理的に物語の構成を考えて分析する人もいて、とにかく色々な楽しみ方がありますよね。
僕は一時期なぜか映画「プレデター」にハマってしまって、20回以上見たことがあるのですが、いまだに理由がよくわかりません。。。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/20696/ 引用元
よくわからずに20回以上見てしまう映画もあれば、全く見る気がない映画もあるのも事実なのですが、とは言え、どんな映画にも人を惹きつける仕掛けが施されています。
これが絵でも使えることは先にお伝えしますが、具体的にはどういったことなのか、見ていきましょー。
目次
・映画は動く絵画
・映画の構成を絵に活かす
・絵の世界観を見つけるインスピレーションとしての映画
・映画は動く絵画
映画は動く絵画という捉え方をすることで絵に対する感性を高めてくれます。
確かに映画は映像ですし、手によって描かれたものではないですよね。けれども映画も視覚的に見れば絵画と同じ要素で作られている部分があります。
映画はもともと写真を連続してフィルムとして繋げていくことであたかも現実の光景が目の前で繰り広げられているような錯覚によって作られていたのはよく知られていることですが、
これは映画も結局写真家としての技術の上に成り立っているというわけです。
さらに遡るなら、写真ができた当初は、もともと画家だった人が写真を使うようになり、写真家に転職するケースがあったんですね。
ということはこれらの土台部分にあるのはやっぱり絵画を作る能力というわけです。。
では映画から何を学べが良いのか、、結論から言えば質の良い画面構成を学ぶことができます。
映画は、画面の絵作りにはすごく注意を払っているんですね。
素人があまり意識しないことも、絵や視覚的な物づくりをする人が見ればハッとする美しさを感じさせるような画面構成が映画作品の中に多々あります。
・映画の構成を絵に活かす
映画をたくさん見れば1カットごとの構図や人物の配置、明暗の構成、色彩の構成など、様々な要素を学ぶことができます。具象絵画や実写に近い絵を描く人には参考になることが多いでしょう。
ちなみにプレデター1はアーノルドシュワルツェネッガーさんが主演で、東南アジアの森林を舞台に描かれたSFアクション映画なのですが、自然と人物のサイズの対比と急な画面角度を際立たせた撮影が特徴的で見ていて飽きさせない要素が満載です。
https://ameblo.jp/jet4984/entry-12544744893.html 引用元
僕は受験生だったときに、観賞映画から気に入ったシーンを見つけてスケッチして、画面構成の練習に役立ていました。映画のストーリには集中できませんでしたが、、絵作りを学ぶことができ充実した時間でしたね。。
まさか娯楽の映画を見ながら勉強できるとは。。。
https://houichiart.com/onlinesmaho/ スマホで絵画を学ぶ
・絵の世界観を見つけるインスピレーションとしての映画
映画にも明るい映画と暗い映画、ミステリアスな映画、感動する映画、怖い映画、などなど、色々なタイプがあります。
物語性のある絵を描いたり、写実的な絵を描く時は映画の世界観の演出の仕方を注意深く観察分析してみましょう。
劇画の迫力やコメディー映画のポップさ、
ファンタジー映画の背景とキャラクターの組み合わせや背景処理など参考にできる部分はたくさんあります。
まとめ
映画は絵画を複数枚つなげたものだと思えば、絵を構成する要素がたくさん盛り込まれていることがわかっていただけると思います。完全に一致するわけではないですが、大いに役立ちます。
具体的なアクションとしては
・好きな映画や気になる映画の画面構成をスケッチして絵に活かせる要素を見つける
・ストーリやジャンルごとの画面構成の効果を考えてみる
などが良いでしょう。
最後までありがとうございます。楽しい1日をお過ごしください。