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どうもー、Houihiです。普段は美術予備校で講師をしながら、絵を描いています。
筆を洗ったけど絵の具が全然取れないと次の制作がはかどらないですよね、、、^^;
ということで今回はきれいに筆を洗う方法と手入れの仕方を話していこうと思います。
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結論からいえば、絵の具を取り除く過程を3つに分けて、それぞれ丁寧に作業をすることですね。。
それでは詳しく見ていきましょうー。^ ^
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目次
・油絵筆の洗い方
・アクリル、水彩筆の洗い方
・簡単な筆の手入れ法
・使った筆洗液の感想
・筆の捨て方
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・油絵筆の洗い方
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油絵筆の洗い方は3つの手順に分けられますね。
1 筆に着いた絵の具をボロ切れかキッチンペーパーでしっかり拭き取る |
2 筆を筆洗液につけ、かき混ぜながら、さらに筆の根に着いた絵の具を取り除く |
3最後に石鹸を付け水洗いをする |
1 まずボロ切れかキッチンペーパーを用意し、絵の具をきれいに拭き取りましょう。このときのコツとしてきれいな筆から拭きましょう!
なぜなら、汚い筆から先に拭くと汚れが少ない筆が余計に汚くなるからですね。これは全ての手順で言えることです。
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2 では筆を筆洗液につけ、かき混ぜながら、さらに筆の根に着いた絵の具まで洗い落とします。。
ここでのコツは時々筆を筆洗器に抑えつけることです。こうすることで、筆の根に染み込んだ絵の具をより絞り出すことができますね。
そして筆を筆洗器から取り出して、キッチンペーパーで筆洗液を拭き取ります。
かき混ぜて拭き取る作業は、2から3回したほうがよりきれいに絵の具が取れます、この時点でほぼとれていた方が水洗いが楽ですね。。
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3 最後は石鹸を付けて水洗いをして洗いはokです!
まず、筆を水洗いにつけ水洗いで筆洗液と絵の具をある程度落として、筆を石鹸につけます。
そして、筆を持つ手でもう片方の手のひらの上で円を描くように回しながら泡だてます。。。こうすることで泡が膨らみ、汚れを包んで取り除いてくれるんですよね。
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これで、ほぼ絵の具が取れるはずです。。
あとはキッチンペーパーで水気を吸い取って乾かせばokですね。^ ^
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それでも絵の具が固まったら……(^^;;
油絵筆を筆洗液で湿らせて、24時間待ちましょう。そうすれば絵の具が柔らかくなりまた洗うことで使えるようになります。。
油絵の基本とは?画家が解説 はこちら
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・アクリルと水彩絵筆の洗い方
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この2つの描き方は基本水洗いで大体絵の具の汚れを落とせますね。。筆洗液は使いません。
これ以外の手順は油絵筆と全く同じでokです。
注意点はアクリル絵の具は固まるとほぼとれないので使用中も常に水で湿らせるか、水につけてしまいましょう!
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・簡単な筆の手入れ法
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筆の手入れで1番大切にしたいことは筆先をまっすぐにすることですね。
理由は絵の描き味に大きく影響してくるからです。筆先が曲がるとうまく線が引けなくなってしまいます…
やはり筆を洗った後は吊るすか、平置きにします。
立てて乾かすことはよくありませんね、、、
乾燥後は筆を立ててもいいのですが、乾く前だと筆同士がちょっとぶつかるだけで傾いてそのままの形で乾燥してしまいます…もうこれがなかなか元に戻らないんですよね。(^_^;)
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吊るしたり、平置きだと比較的に筆同士をぶつけずに安全に乾燥させることがてきますね。。
また筆が八の字になったり、削れてきたら捨てずに荒描きに使うのもいいですね!
ただ痛んだ筆が増えすぎたら迷わず捨てましょう。
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・使った筆洗液の感想
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僕は油性の筆洗液と水彩ものを両方使ったことがありますが今は水彩の筆洗液を使っていますね。。
理由は匂いがないことと、石鹸との相性がいいからですね。
オススメの筆洗液はターレンス社のsuper creanerですね。
オススメの筆洗器はMORA社の密閉型筆洗器です。
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ただデメリットとして、必ず筆を水洗いして乾燥させないと使えないことですね。
水性なので洗剤を完全に水で洗い落とさないと油絵の具と反発して絵の具が混ぜにくくなるんですよね…
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逆に石油性の筆洗液だと洗ったあとに筆を水洗いしなくても続けて絵を描くことができるんですよね。(もちろん水洗いはした方が絶対にいいです。)
デメリットとして匂いがきついことですね(^_^;)
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最近では匂いを抑えたものが出てきましたが、やはり完全には匂いがなくなったわけではないし、石鹸で洗い落とすのに時間が掛かりますね。。
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・筆洗液の捨て方
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筆洗液は新聞紙やキッチンペーパーに染み込ませて燃えるごみとして捨てましょう!
以上を踏まえて筆洗いと筆の手入れを心がけましょう!
油絵の基本とは?画家が解説 はこちら⬇️https://houichiart.com/2019/12/20/oil-base/