【油絵の具】油絵の技法や手順で失敗する人がやりがちなこと3選・今日から変えれば良くなる!

どうも!Houichiです。絵を描いたり、絵を教えています。

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油絵具で描く絵画作品
油絵の具で描く絵画作品

油絵を始めたばかりの人は、色を乗せるとすぐに色が汚れてしまったり、手間が掛かる上に身の回りが汚れてしまうこと、ありますよね。。ここが水彩絵の具と比べて扱いにくいイメージになってしまっているのは、胸が締め付けられます。。。

でも実のところ油絵の具はグラデーションを作るだけではない非常に表情豊かな絵の具で、その特性を生かして描けば、唯一無二の魅力的な絵肌や透明感を実現することができるんですね。

そこで今回は初心者がよくやりがちな技法や手順のミスを紹介し、また解決法も話したいと思います。では見てみましょう!

目次
・ターペンタイン(テレピン)の量で失敗する

・画面上で色を混ぜる時に失敗する
・筆の選択を間違える

・ターペンタイン(テレピン)を使い過ぎる

もしかして、あなた、ターペンタインを多用していませんか?最後までテレピンを多用し過ぎると問題が起こって描いた絵が台無しになってしまいます。

そうならないためにもターペンタインを使うときの注意点を理解し、魅力的な絵肌に仕上がる方法を解説します!

油絵の具は、水彩絵の具とは違って、水の代わりに油(オイル)を使って絵の具の柔らかさや濃さを調整します。

基本的に初心者の場合は市販のペインティングオイル(ペンチングオイルや調合溶き油とも言う)使えば問題なく制作ができるのでこれだけを絵の具と混ぜて描いても魅力的な絵に仕上がります。。。

だけど、これだと話が終わってしまうので 笑、ターペンタインの性質に触れていきますねー。ターペンタインは長いのでここからは「テレピン」という呼び方で話していきます。

テレピンは絵の具の溶かし、柔らかさと透明性を高めてくれる点や描くスピードを上げてくれる意味ではとても便利な揮発性油ですね。揮発とは、乾くいたら空気になるということですね。

だけども、これが逆に問題でもあったりするんですね。テレピンを多く使うと、絵の具が乾いた後、絵の具質感がパサパサで艶のない状態になってしまうんですね、、、そして画面への接着力も弱まり、絵の具も剥がれやすくなります

だから一短一長な油と言うわけです。。。

事実、昭和の画家の多くはこの油の性質を軽視して、多くの作品が後世に残る可能性を奪い去りました。。。

現代では見直されて、画家の画材に対する理解は高まり、減ったのは本当に良かったと思っています。

なのでテレピンを使う時は、始めの描き出しで薄塗りする時だけペインティングオイルと混ぜて使うことが大切ですね。それでも、描き出しは多めに使った方が良く、【テレピン9、ペインティングオイル1】でも全く問題ないんですね。

ただ中間層以降は徐々に減らしていかないとツヤがなくなっていくので、仕上げまでにはペインティングオイルに対して半分を超えない量で使うことを意識しましょう。

ちなみに僕がは中間層ならペインティングオイル5、テレピン5ぐらいで、

仕上げの層は全てペインティングオイルを使います。

ややこしいと感じる人であれば、色を乗せ始めたらテレピンをペインティングオイルよりも多く使うのはやめましょう、で大丈夫です。。

・画面上で3色以上同時に混ぜる

油絵の色味が一番濁ったり汚れたりする原因は、同時にたくさん色を混ぜることなんですね。あなたもやってしまっていませんか??

なぜかというと色が多くなればなるほど混ぜ切るまでに時間がかかる上に、色味の彩度がすごく下がってしまうからなんです。

確かに、油絵は乾きにくいところが実は魅力で、時間をかけてじっくり色同士を混ぜて綺麗なグラデーションを作ることができます。だけども、これがあだとなって色が濁るということになってしまうのはめっちゃもったいないことですよね。。。

そうならないためにも、混ぜるときの色数を意識することが大切です。画面んで混ぜるのは2色に留めましょう。

ちなみにパレットだったら3〜5色しっかり混ぜ切って一つの色にして画面で使うのは問題ありませんよ。

さらに油絵は乾いた上に何層も重ねることができるので混ぜすぎずに上から重ねることでも魅力的な色味が出でて豊かな絵に仕上がります。/

特に不透明な絵の具の上に透明色を上から塗ってあげると鮮やかさが増し、とても上品な仕上がりになるんですね。/

・筆の選択を間違える

初心者が絵や油絵を描く時によくやる間違いとして、筆の選択を間違えるということですね。特に今描いている部分に合わない大きさや筆の形などがあるんですね。

僕は中学の時に部活で初めて油絵を描いたんですが、まさにこの間違いをしてしまっていました。。

初めは豚毛しか使ったことがなく、繊細に描けないんだと思い込んでいました油絵の具で柔らかい面相筆は使ってはいけないと、美術の先生に教えられたわけでもなく(と言うより形の測り方以外何も教えてくれなかった 笑)、

自分の中に謎のルールを設定していたんですね。ここでの問題点は細部を描き込みたい場合は面相筆を使うことですね。

もう一つの問題は繊細に描こうとよく小さい豚毛で描いていたことです。

悪くはないのですが、小さい筆ばかり使うと早く描き進められるところも進まないんですね。。ポイントは太い筆は広い面を塗る時に活用するなんですが、当時の僕はそれを恐れて、ちまちま描いていたんです。

これに気づいたのが3枚目の油絵でした。、早速僕は面相筆を買って細い描写をすることができて喜んだことを覚えていますね。

是非このことを覚えて、1枚目から自信持って描いていってください!

・まとめ

油絵の具は容量用法をある程度守って使えばめちゃ楽しい画材なので、試したり、継続してみてください!

最後までありがとうございます。あなたの活動を応援しています。

楽しい1日をお過ごしください。

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