画家が解説!上半身の筋肉の描き方、ここを抑えれば大丈夫-、前身編

どうも、Houichiですー。普段はを絵を描きつつ、美術予備校で絵を教えています。

皆さんは人体やイラストを描くときに、もっと人体の構造を知っていれば思い通りの人物やキャラクターが描けるのにと思ったことはないですかね?やはり筋肉を含めた体の解剖学的理解がある絵やイラストって達者に見えるんですよね。。

今回はわかり易く筋肉を図解したので、これを参考にすることで人体の理解が深まり、人物を描く画力が上がるはずです。

今回は上半身、前身の筋肉をざっくり解説していきます。。

目次
・上半身、前身の筋肉紹介
・上半身筋肉簡略図- 覚えておくべきポイント
・名称紹介
:首
:肩
:胸
:腹
:腕

・まとめ

・上半身、前身の筋肉紹介

上半身の前身は比較的描きやすいですね。記憶に一番残っている筋肉が集まっている部分だと思います。割りと記号的に描けてしまうところは気をつけたいですが、、、

上半身前身は首、肩、胸、腹、腕に大きく分けられますね。以下に描く上で覚えておくべき部位を示した図を載せたので見てみてくださいー。

上半身、前身の筋肉はざっと以下の図。

・筋肉簡略図- 覚えておくべきポイント

(右端の腕は後ろ側から見た左腕のイメージです。)

・名称説明

- まず首で覚えておくべき筋肉は胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)です。

この筋肉は首を描く上で欠かせないポイントとなる筋肉です。人物を描く人はこの筋肉をいかに自然に描けるかで技量が分かってしまうほど重要ですね。

よく漫画やイラストでも描かれる首筋がこの筋肉にあたりますね。

胸鎖乳突筋を描くことが好きな西洋ルネサンス時代の彫刻家で画家でもあるミケランジェロは首のひねりをうまく表現した素描や彫刻をたくさん残してています。

- 肩で覚えておくべき筋肉は僧帽筋です。

後頭部から伸びて肩を越え背中の方まで及ぶとても広い筋肉です。スマホの画面をずっと見ていると、こるのがこいつです(笑)。

背中を反らせたり、曲げたりするときに使う筋肉でもありますね。

胸- はい、もう大胸筋ですね。。

筋肉系お笑い芸人がよく口にする筋肉だし、一番メジャーな筋肉ではないですかね。これさえわかれば胸は問題なしです。

意識したいポイントとして上側が広く下側が狭いことですね。胸の真ん中から伸び、腕の筋肉の隙間にはいりこんで互いに接しているところも覚えておきましょう。

腹- 腹の部位でポイントなのは腹直筋ですね。

いわゆる腹筋で、これも大胸筋に次いでメジャーな筋肉ですね。最近はいろんなYoutuberが筋トレ動画で鍛え方をよく教えたりしていますね。。

正式名所については真ん中が腹直筋、脇ばら近くについてる筋肉も腹筋であり、内側が外腹斜筋(がいふくしゃきん)で、外側が前鋸筋(ぜんきょきん)です。腹斜筋と前鋸筋は覚えないとうまく描けないのでこの二つの筋肉が理解できるかどうかで画力の差がでます。。

:腕- 大きく4部位に別れますね。。上から三角筋、上腕二頭筋、上腕伸筋群(じょうわんしんきんぐん)、上腕屈筋群(じょうわんくっきんぐん)ですね。

 (←左側に屈筋群)(伸筋群)

三角筋は肩幅の印象に大きく左右する筋肉なので女性を描く場合は小さく、男性を描く場合少し誇張すればたくましい肩幅のある印象になりますよ。

上腕二頭筋はいわゆる、にの腕ですね。。力こぶができる筋肉です。肘を曲げたり物を持ち上げたり、腕立て伏せで力が入るところです。

上腕伸筋群は手首や指を伸ばすときに使いますね。

上腕屈筋群は手首や指を曲げるときに使います。

・まとめ

以上が絵を描くときに意識する上半身の前身の筋肉でしたー。

人体を描くときは筋肉を意識することが重要ですが、描くパーツごとに意識を分けすぎると全体のしなやかさやつながりがギクシャクしてしまうことがあるので、筋肉をしっかり理解した上で、各筋肉が連動するイメージを持つことが大切ですね。

参考にしていただけたらうれしいです。。

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