どうも!Houichiです。元予備校講師で、絵を描いたり、YouTubeで動画を配信したりしています。
美術や絵を愛する全ての人のために発信します。
今回は筆で描写せずに、簡単に効果が出る方法を見ていきたいと思います。
油絵の具以外の絵の具でも使えるし、どれも直ぐに効果が出て楽しめるものなので色んな表情を絵に取り入れてみましょう。
ドラマチックなりんごの描き方を解説した動画はこちら!⬇️
目次
・スタンプ(デカルコマニー)
・スクラッチ
・滲み、たらし込み
・叩き
・型紙、マスキングテープによるステンシル
・スタンプ(デカルコマニー)
この技法は広く普及したのは20世紀で、シュールレアリズムの画家の間で流行した描き方なんですね。
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それまでは版画など意外では使われていなかったので、革新的でした。。a」
この技法は簡単に不思議な模様を作れるので、子供の絵画教室などでもよく扱われるものです。後の技法をうまく使えば模様が何かの生き物みたいに見せることもできちゃいます。
無作為でコントロール不可能な仕上がりがやっぱり面白いですね。。。
この技法を使った有名な画家にマックス・エルンストがいます。とても神秘的で奇妙な精神世界に見えて面白いですよね。
・スクラッチ
この技法も小学校に入る頃には図工の授業で馴染みがあるんじゃないでしょうか。。色鉛筆で先に虹色を塗ってその上から黒いクレヨンを前面に塗って削れば、綺麗な虹色の線が現れてファンタジックな絵が描けますよね。
油絵の具でも同じことをしようと言うわけです。
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白いキャンバスに絵の具を乗せて削る場合は地の明るさを活かして明暗を表現することができます。筆で絵の具を削り取る場合は広い色調の変化を作れるし、ペインティングナイフで削れば髪の毛の線的な表現ができるんですね。
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巨匠のレンブラントなんかはナイフで絵の具を削って髪の毛を描いているんですが、個人的にめっちゃかっこいいと思っています。。
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また下地にカラフルな色味を敷いて、乾燥した上から白か黒色を乗せた後に絵の具を削れば下のカラフルな色味を目立たせることができます。s
他にも布やキッチンペーパーで拭き取って柔らかい調子を作ることもできますね。。
僕はよくキッチンペーパーで絵の具の一部を拭き取ったりします。そうすると少し汚れた質感に仕上がるので、絵に面白いムラやグラデーションを作り出すことができるんですね。
キッチンペーパを使う時に注意したいのは拭きすぎると紙の玉が画面につくので、ペーパー1枚辺り2 〜3回の往復に抑えましょう。。。
・滲み、たらし込み
この技法は水彩でよく使われますよね。r/
油絵でもある程度できます。
滲みに上から下に垂らしたようなたらし込みやキャンバスに広がるように滲ませる方法などがあります。
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画面の上から下に流しながら滲ませる方法は恐怖のイメージに使えそうですよね。。
キャンバスに広がるように滲ませると菌が繁殖したような表情や不思議な現象のように見せることもできます。
この技法で描いているとふわぁ〜とした気持ちになるので、使いすぎると怠け癖がつくかもしれなしですね。。。否定はしませんが・・
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滲みと拭き取りを掛け合わせて絵を作っていくのも面白いですね。。
・叩き
叩きはうまく使えばとても柔らかい綿のような質感のグラデーションを作ることができます。雲とか描く時にぴったりですね。
雲は僕もモチーフとして描いているのではまた別の記事でプロセスを書こうと思います。。。
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でも正直慣れると簡単にグラデーションが出来ちゃうので、人物や静物などを描く時に多用しすぎると、「せこいなぁ〜」と反省したり、しなかったりします。。笑
キレのある油絵を描きたい人は多用し過ぎず、色をしっかり作って画面に置きながら調子を増やしていきましょう。。。
ただ好みだったりするので、この技法が向いているイメージもあるので一概には言えないですね。。
・型紙、マスキングテープによるステンシル
この技法もなかなか面白いですね。。
方法としては型紙ならまず作りたいシルエットや図形を鉛筆などで描いて型紙の型を作ります。そしてそれをキャンバスに当てて、上から絵の具を塗ると、型の形が画面に転写される理屈ですね。
これはエアブラシなどで絵を描く人がよく使う方法ですね。
要するにデザインチックなイメージを作ることができます。
描いた感じを消せるので、形式的なイメージを作るのに向いていますね。
僕も筆で描いた温もりを感じる部分との対比としてステンシル技法を使ったりします。
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次にマスキングテープを使ったステンシルなんですが、直線であればテープで囲いその範囲だけ塗ればいいんですが、曲線のある型を作りたい場合はテープをキャンバスに張ってから鉛筆などで切りたい形を描いてカッターで切れば大丈夫です。
くれぐれも切る時に圧力をかけ過ぎないようにしましょう。キャンバスがお陀仏になってしまします、、、
・まとめ
今日は誰でも効果が出しやすい油絵の技法を紹介して見ました。。
また一筆一筆乗せて描く方法を組み合わせることで自分だけの表現が見つかるかもしれないので試して見てください!
さらに、油絵を上達させい場合いは僕が運営する魅力的なモチーフを描きながら学べるオンライン絵画教室に来てみてください。
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最後までありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう。
楽しい1日をお過ごしください。