絵描きおすすめの油絵の具とは?

どうも!Houichiです。元美術予備校講師で、絵を描いたり、You Tubeで動画を配信しています。

美術や絵を愛する全ての人のために発信しています。

油絵具で描く絵画作品
油絵の具で描く絵画作品

今回は僕が今まで使ってきた油絵の具を各メーカーごとに使用してみた感覚をお話します。

これから油絵の具でどれを選べば良いのか迷っている方、初心者の方は参考にして見てください!

ドラマチックなりんごの簡単な描き方を解説した動画はこちら!⬇️

目次
・ホルベイン
・ウインザー・ニュートン
・ブロックス
・レンブラント
・ヴァン・ゴッホ
・クサカベ
・マツダスーパー

ホルベイン

最大手のメーカーさんですね。一番使用されている絵の具ではないでしょうか。

僕が最初に油絵を描いた時もこの絵の具を使いました。。

ホルベインの油絵の具は色のバリエーションが豊富で20mlサイズは166色あります。最近さらに新色が追加され、選ぶのに時間がかかりそうです。。。汗

使い心地は、他のメーカと比べてサクサクしていて、早く混色できる感じがしますね。。

また絵の具の伸びを調整したい時はスタンドリンシードオイルやアルキド樹脂を混ぜると艶と粘着性が増します。

やっぱりシェア率が大きいだけにお値段が安く抑えられているので、画材費を抑えたい時、特定の絵の具を大量に使いたい時はこの絵具がおすすめです。

チューブのサイズも小、中、大、缶、(一部限定規格有り)と色々選べるのも便利です。

大手画材店に限らず、地方の画材店でもサイズごとにバランスよく置かれている印象がありますね。

ウィンザー&ニュートン

このメーカーさんは絵具がやや柔らかめに作られてあり、伸びが良いですね。。また透明度もありグレーズ技法にも向いています。

37mlの色のバリエーションは113色です。

ただ絵具が柔らかいため、厚塗りは多少むずかしい感じはありますね。。

比較的上質に仕上げられているのでお値段は高めです。油絵の具は20mlで平均して650円ぐらいですが、ニュートンの場合は同じ量(21ml)であれば平均の1,5割増しです。

地方の画材店では21mlのサイズが並んでいることがほとんどで、それ以外のサイズはあまり見当たりませんね。大サイズは大手店かネットでの購入をしましょう!

ブロックス

チューブは英語で 「BLOCKX 」と表記されています。

この絵の特徴としては不透明色絵具のバリエーションが特に豊富だと言うことです。絵の具も結構固めの感じですね。。不透明度が高い、

つまり顔料が多いていうことです。

紹介する絵具では一番高く、平均の4倍の値段です。。高っ!

大手以外のお店では20mlのものがよく置かれています。大サイズの白と合わせて97色あります。

油絵の具って半透明や透明色が特に多く販売されているんですね。暗色は土性の絵の具以外はほとんど透明色に近いんですよね。

僕はときどき暗い色も不透明に近い絵の具で厚塗りしたい時があるんですが、そういう時はブロックスを使ったりします。

不透明に近い暗い色を使いたい方、たくさんの不透明色を使いたい方はブロックスがおすすめです!

レンブラント

ロイヤルターレンス社の絵具です。

高級志向で、顔料も多く使われながらも柔らかさもある程度あってとても使いやすいですね。お値段も高めで平均価格より2割増しです。

15mlの色のバリエーションは120色ですね。

大手以外のお店では15mlがよく置かれています。

一言、使いやすいです。

特にセルリアンブルーの発色が気に入っています。。

ヴァンゴッホ

こちらもロイヤルターレンス社製ですね。

大容量の200mlにサイズが魅力的です。他のメーカーだと100数十mlが一般的なので、大容量をお手頃に購入したい人には超おすすめです。

20mlは66色あります。

ゴッホの名前だけに、やっぱり顔料の濃度くとても発色が綺麗です。ゴッホの絵を連想させるような絵の具ですね。。

高校の時に部活の絵の具とアトリエに置いてあったものを使っていたんですが、他社の大容量で安い絵具とのギャップにびっくりした記憶があります。。。

デザインも最近はシンプルで品のあるものに仕上げられています。。

クサカベ

日本のメーカーさんです。今回紹介する絵の具の中で一番色数が多く、今のところ40mlサイズで174色販売されています。

大手以外のお店では20mlが多く、40mlも置かれていることがよくあります。

使い心地はサクサクした感じで混ぜやすいし、顔料も発色がよく使いやすいですね。。

色あせもしにくい感じがします。

僕はこの絵の具をパネルに直で描いたことがありますが、しっかり定着してくれました。

バランスタイプていう感じですかね。

マツダスーパー

元祖日本の高級絵の具と言っても良いぐらいの絵の具です。

お値段も平均の3割増しですね。。。

地方のお店では20mlのサイズが置かれていることが多いです。

20,40ml共に101色あります。

この絵の具は顔料がふんだんに使われ、非常に伸びがよく艶も綺麗ですね。

使った感想は、絵の具ってこんなに発色が良いんだぁ〜。て惚れ惚れするぐらい綺麗です。お値段大分しますが、コバルトブルーはおすすめです。

あと白の絵の具は平均的な絵の具と違い、トルコアイスのように伸びます 笑

さらに油絵の簡単な技法を知りたいあなたはこちら⬇️

aurae-technique/

まとめ

ということで今回は各メーカーの油絵の具の情報と僕が実際に使って見た感想を記事にして見ました。

どのメーカーさんも品質が高く、どれを使って描いても素敵な作品を描くことができます。

ただそれぞれ絵の具の質が各社少しずつ違うので慣れてきたら自分の表現にベストな絵の具選んで見てもいいですね。。

最後までありがとうございましたー。では次回の記事でお会いしましょう。。

楽しい1日をお過ごしくだい。

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