絵が下手で悩む人の3つの特徴。確実に上達する方法を解説します。

どうも、Houichiです! 普段は美術予備校で絵を教えつつ、画家をしています。

油絵具で描く絵画作品
油絵具で描く絵画作品

「絵を描きはじめたけど、今まで絵なんか大して描いてきてなかったからうまく描けるか不安だなぁ。」

「絵描きになるために美大を目指したり、イラストレーターを目指して日々絵の練習をしているけどいまいち上達しなくて、、」

「何か問題があるのはわかるけど、具体的に何を変えたらいいのだろうか?確実に上達する方法は無いかなぁ」

今回は絵が下手で悩む人の特徴とは何かについて話した上で、確実に絵が上達する方法を自分の体験に基づいて話していこうと思います。

目次
・絵が下手で悩む人の特徴1 
・絵が下手で悩む人の特徴2 
・絵が下手で悩む人の特徴3
・確実に絵が上達するには?
・上達よりも大切なこと

わかりやすい油絵の制作プロセス

・絵が下手で悩む人の特徴1

1 制作に対して投げやりである

絵が下手で悩む人の特徴の1つ目は「制作に対して投げやりである」です。

なかなか描きたいように描けないときって、もしかしたらしばらく描いている作品を中途半端なままで完成させたりしていませんか??

投げやりになる原因としては何かにつまずいて、解決法がわからない、あるいは面白くなくなってしまうことが起きてしまうからなんですね。

また時間を決めて描いて、いつも同じ完成度で終わってしまって、満足しないこともあると思います。

時間を決めて描くことも大切ですが、まだ描けるのに、途中で諦めてしまうのはもったいないことなんですよね。。

完成したと思ったところからもう一歩先進んだところに成長があるというのはよくあることです。。

別に物凄くハードルを上げるとかではなく、今の自分の少し先に行くことを積み重ねて欲しいんです。

僕に関しても、デッサンについてなんですが、僕が学び始めたとき、デッサンは色味も無く、ただつまらないモチーフを描かなきゃいけないという義務感を感じていました。

そう思っていたときはなかなか上達しなかったですね、、

でも先輩のはっ!とするほどのデッサンを見たときに僕のデッサンに対する姿勢は変わりましたね。。そういう驚きに出会った時に自分の絵に対する投げやりな気持ちに気づくものですよね。。。

・絵が下手で悩む人の特徴2

2 完璧主義である

2つ目の特徴は「完璧主義である」なんですが.

「完璧主義だから作品の完成度が上がるんじゃないかな?」と疑問に思うかもしれませんよね。。。

なぜ完璧主義の人ほど絵が下手で悩んでしまうのかというと、理想が高いために自分の現状の作品に「過剰に」満足できないんですよね。この過剰にというのが問題なんですね。

「過剰に」が原因になって完璧主義は色々先に考えてしまうから、なかなか行動に移せないことが多いんですよね。

何故かと言うと失敗を恐れるからなんです、

理想を初めから高く設定し、執着するんです。そうすると不安で成長が妨げられてします。

理想を高く設定するのは悪くないですが、かえって気持ちが滅入ってしまうことはよくありません。。

完璧ではなく、絵が上達したり成長すること、のはずです。

僕も昔はかなりの完璧主義者でした。。言われたこと以上の作品を作ろうとして、頭で考えて悩んで、素直に描くことを怠っていましたね、、、テクニックに走り過ぎたんです。

悲しいことに、そういうときは周りの素直に先生の言われたことを確実にクリアした学生の方が上達していたんですよね。

絵が下手で悩む人の特徴3

3 同じ描き方や練習法を続けている

絵が伸び悩んでいる人にお聞きしたいのですが、同じ意識や見方、描き方で進めていませんか?

「毎回改善点を探しながら描いています。」という人は大丈夫です。必ず絵が上達します。

そうで無い人はやはり問題意識が弱いため描くこと自体を頑張るスイッチが入っている状態ですね。。。同じ描き方を続けていれば上手くなるだろうと思うことはあまり望ましくありません。

・確実に上達するには?

確実に上達するにはどうすれば良いかというと、

描き続けることです。

これが大前提です。

加えて、上記で話した絵が下手で悩む人にありがちな3つの特徴を改善していくことです。。

特徴1の改善法 

毎回絵を描くときに完成後にもう1つだけ完成度を上げられないか考えて、それを最後に描き加えることですね。

これを続ければ必ず上達します。多く付け加える必要はありません。

一手でいいです。これを毎回積み上げることで絵がどんどん良くなって完成度が上がって行きます。

それは描き加えることでも良いですし、無駄だと思うところを消すことで良くなるかも知れません。

特徴2の改善法

完璧主義を抑えるには失敗当たり前マインドを身に付けることです。

初めからダメもとでチャレンジして、できたらラッキーて言うぐらいの心持ちで取り組めば不安も無くなりますし、どんどん行動することができます。

完璧主義の弱点はとにかく理想が高く、行動に移すことをためらう傾向があるので、ここを抑えられれば失敗マインドがついて結果的に恐れが無くなり、絵が上達して行きます。

僕はこの心持ちで、絵の質がグッと上がったように思います。やはり失敗しないと改善点が見えてこないことの方が多いですね。

特徴3の改善法

毎回1つで良いから新しいことに取り組むことですね。

これは特徴1で言ったような最後にもう一手完成度を上げるのではなく、初めから新しい意識を取り入れてみると言うことです。

ちょっとしたことで大丈夫です。絵のイメージの作り方だったり、形の測り方だったり、「筆の角度はどうしようかな?」などと考えて試してみたり、、、

とにかくたくさん新しい視点を取り入れて徐々に最適解を探していく感じですね。

僕の場合は形の正確さに対してすごく拘りがあったのですが、

正確さよりも、印象そのものを似せることに意識を切り替えたことで、よりそのモチーフらしさが出せるようになったという経験をしたことがあります。

絵が早く上達する方法の解説はこちら!https://houichiart.com

・絵が上達するよりも大切なこと

それは絵を描くことを楽しむことです。

僕たちは苦しむために絵を描くのではないですからね・・

僕は以前ある画家の話を聞いたことがあるんですが、その人は絵を描くことは苦痛だと言っていました。。中にはそういう人おられるみたいで、、、

でも僕が思うに彼が言う苦痛は嫌なことをする苦痛とは少し違うと思うんですね。。

多分その画家は自分が挑戦したいことに対して何らかのストレスがかかることで最高のパフォーマンスができることが好きなんだと思います。苦しいと言うことに人一倍鈍感なのかも知れません。

ゲームするときにも似たような感覚があるじゃないですか、、

例えば、対戦相手とレースゲームをしていたとします。どちらも全力でプレイをしますよね。。

でもそれって決して気は緩めないですよね?ストレスも結構かかると思うんですよ。。。

でもワクワクしますよね?

そう言う感覚に近いのだと思います。

本質的に自分にとって楽しければ良いんです。^^

まとめ

絵が下手で悩める人に向けて、「まず楽しいムードで絵を描いてみてください」とお伝えしたいです。そこからゴールに向けて問題を一つずつ解決していけば、いつかはたどり着けます。。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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