初めて絵が売れた話

どうも!Houichiです。元美術予備校講師で今は絵を描いたり、ブログを描いたり、YouTubeで動画を配信しています。

油絵具で描く絵画作品
油絵の具で描く絵画作品

今回は僕が初めて描きたい絵で売れた話について話していきます。

この記事を通して、絵を売る方法と描きたい絵で売れる方法の違いを話しつつ絵を描く習慣を身に着ける方法を僕の経験を通していくつか提案していきます。

目次
・初めて描きたい絵が売れた話
・絵を売る方法と描きたい絵で売れる方法
・絵を描く習慣を身につける方法

・初めて描きたい絵で売れた話

僕は絵描きを目指して絵を一生懸命学んで、大学に入学しました。でも大学4年までには挫けそうになっていました。。

未だ先生から絵を売る方法を一回も具体的に教えてもらえていなかったんです。

僕は当時やっぱり才能ある人がギャラリーに拾ってもらうことで売れていき、上位数%に入らないと絵だけで生活に足りる収入を得ることができないんだと思いこみんでいました。

そして先生の大多数が本当の意味で絵が売れる仕組を知らないのだと悟りました。

美大にこれから行こうと思っている人で、デザインや工芸以外の作家になろうと思っている人は知っておくべきことでしょう。。

事実日本の美術系大学教授の95%は作品だけでは生活できていないので。。

僕の絵は展示ではほとんど売れたことがありません。展示で売れる人は大抵画力があり、かつよく売れるジャンルの絵を描くか、すでに絵描きさんとして有名である、のどちらかなんですね。。

やっぱりギャラリーの取り扱い作家にでもならないと絵が売れないんですよ。。。

個展だろうが、グループ展だろうが、売れないものは売れないんです。

まぁこれは実力の世界だから別に反対しないんですが、問題はギャラリーと作家さんの取り分が作家に優しくないことですね。

平均してコマーシャルギャラリーと絵描きの取り分は7:3です。デパートとか小規模なギャラリーであれば半々もありますが、少数です。

そうなれば、作品の値段がある程度高くないと、絵一枚の収入も普通の家賃ぐらいしかにならないこともあります。売れなかったら0円、まさに不安定の極み。。

しかもこれ、ある程度売れそうな作品の場合ですよ、、、ニッチな作品なんて描いたら、、、わかりますよね  (苦笑)

これでは絵で生活なんてできっこないですよね。。。

そんな中、学生時代から才能ある何人かの絵描きの卵たちは勘と呼ばれるセンスを頼りに、或いは売れる絵を描いては売れていきました。。

まぁ自分の絵が売れないのは地味で面白みに欠けていて仕方ないと思いつつも悔しかった気持ちはやっぱりありました。。

そのような現実に直面したため、描きたい絵を売るのは諦めていたんですね。。

でもその分大学時代は自分が追求したい絵に専念することができたのは幸いでした。。。

今冷静になって考えれば、そもそも僕は物をを売ることを学んだことすらなかった。絵の専門家であっても物を売る専門家ではなかったんです。。。

冬のある日、僕は居酒屋で久しぶりに再会した友達とお喋りをしていました。懐かしい思い出話や近況報告などたわいないものでした。

そんな中、友人の一人が僕に「最近どんな絵を描いているん?」と質問しました。

僕はスマホに入っている写真を見せ、彼に感想を聞きました。。

すると彼は「これめっちゃいいやん!!」「ここのここがこうで%!%&’*〜こうで・・・・いいよね」と絶賛してくれたんですね。

そのあとも友達は僕の今まで描いた絵について色々と意見言ってくれました。

そして友達によって好きな作品が違い、感想も違うことがわかったんですよね。。

やがて話しているうちに、最初に僕の絵を褒めてくれた友人が作品が欲しいと言ってくれました。

とても有難いことでした。。。

僕は友達だからと言って値段交渉するもりはなかったんだけど、それでも彼は買ってくれました。

絵の専門外の人が絵を気にってくれる理由は色々あることは分かったんですが、買ってくれる理由はその時はまだ詳しくわかりませんでした。。

帰り道の途中、僕は次第にコマーシャルギャラリーに頼らなくても絵が売れるんじゃないか。。。?と思えて来ました。

というのも僕はそれまで絵は全てギャラリーを介さずにお客さんと1対1との関わりの中で売ったんですよね。友達に売るまではお客さんの欲しい絵を描いて収入を頂いたんですが、、

今回は僕が本当に描きたい絵を買ってくれる人が現れたんです。。

もっと商品を売る仕組みや、お金のこと、人間心理に詳しくなれば絵が売れるようなるだろうと考えるようになり、本や教材で勉強をしたり、コミュニティーに参加し始めました。

僕はコマーシャルギャラリーなんかに頼らなくても(もちろんギャラリーにも出品することもあります)絵を描いて売りたいと硬く決意したんですね。。。

ちょうど大学時代最後の1年でした。

絵を売り買いする場所を知りたい人はこちら⬇️

https://houichiart.com/2020/03/02/

・絵を売る方法と描きたい絵を売る方法

絵を売る方法は画力と勇気さえあれば比較的簡単です。

答えは、、しっかりお客さんになってくれそうな一人一人に実際に会い、1対1で売り込み、

お客さんが求めるものをプロ意識を持って仕上げれば絵は必ず売れるようになっていきます。

そのためにも事前に作品例を描いて、ポートフォリオなどを用意して一人一人に見せていき、作品を提案しましょう。

結論、体を張りましょう。

断られることに怖気ついてはいけません。数をこなして分析すればどんな人が買ってくれるか分かってきます。

でも99パーセントの絵描き(ファイン系の作家)はこれをしません。主に制作と生活のため、仕事に時間を費やします。売るのはギャラリー任せ。。

何隠そう今までの僕がその典型でした、、、

この傾向は多くの絵描きにとっては普通のことなんです。

やっぱり売り込みは慣れない人にとっては恥ずかしいし、プライドが邪魔するじゃないですか、、、

そういう人は、自分の才能を活かして素敵な絵を描いてギャラリーに売ってもらいましょう。。それも立派で素敵なことです。。

でもそういう売り込みが恥ずかしい人にとっても今は良い追い風が吹く時代です。個人の宣伝プラットフォームとしてSNSやホームページ、YouTube,などたくさん出てきたからです。

直接人に売り込まなくてもネットを通して作品を見てもらい、買ってもらうための仕組みを作ることができるようになったんですよね。。

有難い時代です。

しかし、ただ作品をネットにアップしても作品ってほとんど売れないんです。。

やっぱり人との関係が薄いんですよね。。

だからちゃんと方法を理解しないといけないんですよね。。。

ネットで売ることに関して僕は今勉強中なのでうまくいったらまたそれを記事に書こうと思います。

では次に売りたい絵を売るには??

それはやはり先ほど僕が話した友達が作品を買ってくれた話に戻るんですが、

僕は彼がなぜ買ってくれたのか、明確には分からなかったと言ったじゃないですか、、なのでその友達に教えてもらったんです。。。

彼が言うには作品が良かったのはもちろん、それだけではなく、絵を買うこと自体に対する憧れと、僕を応援したい、と言うような理由でした。

彼の話は商品を売るために僕が学んできたことにぴったり当てはまりました。それは

1 人は物そのものに感動してお金を払いたいこと

2 人は体験にお金を払いたいこと

3 人は人を応援することにお金を払いたいこと。

特に今の時代、美術作品やエンターテインメント業界では2と3にお金を使う人が増えています。

2に関しては、現在日本では絵を買って家に飾ることは物を買う意識だけでなく、体験でもあるんですよね。

まだまだ非日常的な行為で珍しいことだからなんです。

絵を飾ることの楽しさや貴重さをどんどんアピールしましょー!

3に関して言うと、心理学の研究によれば、人は誰かのために何かをしてあげる時は何かをもらう時よりも幸せを感じるんだそうです。。

応援されるぐらいに一生懸命な姿勢を見せましょう。

まとめると、本当に描きたい絵を売るには、

お客さんがあなたから絵を買う理由が多くなければいけないんです。

いい絵だから買おうとはすぐにはならないんです。いい絵で買うのは専門のコレクターの人だけです。

また公募展やコンクールでの入賞とも訳が違います。

作家さんや絵描きは1だけに目を向けがちですが、お客さんに2と3の気持ちにさせるにはどうすれば良いのか常に考えていきましょう!!!

これ本当に大切です!

今度絵を展示販売する機会があったらお客さんに自分の絵を買う理由を作ってあげましょう。

正直言って本当に描きたい絵で売れるにはやはり買う人が欲しくなるような作品を描かないといけないんですが、ここで紹介いした3つの心理を知っている方が売れる可能性が高くなります。

・絵を描く習慣を身につける方法

 絵を描いて生活することは難しくありません。絵を描くことを習慣にすればいいわけですね。

絵を売って食べていくことは簡単ではないですが、普通に就職しても絵を描き続けることは可能です。でも続けにくいのも事実ですが、、、そのためにも習慣化する方法を知っておきましょう。。

絵を描くことを習慣化するためには無理して絵を描こうとしないことです。大変なことに関しては人間は思ったより意志でなんとかならないんですね。。。

では習慣化するために取り組むべきことのなかで僕が実践している3つの方法を紹介したいと思います。

1 ちょっとずつ取り組む時間を増やす
2 習慣化していることのすぐ後に習慣化したいことをくっつける
3 取り組んだらご褒美を自分に与える

 、

1については初めは少なすぎるくらい絵を描く時間を制限して継続して見てください。徐々に目標の時間まで増やしていけば負荷が少なく済みます。

2は特に効果的かもしれないですね。すでに習慣化していることに続けて絵を描けば楽に続けられます。

なぜなら習慣化していることの後ににやれば習慣化していることの流れに乗って意外と出来てしまうんですよね。。

3は脳の報酬系回路を刺激するので効果があります。

例えば絵を描いた後に甘い物を食べることとセットにするなどですね。潜在意識は偶然と計画性のあること区別できないんですね。絵を描けば甘い物が食べられるという条件を潜在意識に覚え込ませましょう。

これを有効活用して習慣化しようと言う理屈ですね。

まとめ

これから絵を描く習慣を身につけたい人や、今後絵描きとして作品を売る機会があれば今回の記事を思い出して見てください。

最後までありがとうございました。では次回の記事でお会いしましょー。

楽しい1日をお過ごしください!

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