絵を描く時に意識すること3選−モチーフの見方編

どうも!Houichiです!絵を描いたり、Youtubeで動画配信をしています。

油絵具で描く絵画作品
油絵で描く絵画作品

今回は対象を見て絵を描くときに意識するべきことのなかで、モチーフの見方に絞って話していきます。

絵を描き始めたばかりの人やこれから描いていきたい人の手助けになると思います。

また描き始めて少し慣れた人にとってもおさらいになるかもしれないですね。。

目次
・全体を見るって何?絵の上達には細かく見ることが大切
・明暗の順番の大切さ
・モチーフを見る抽象度を高めよう

・全体を見るって?絵の上達には細かく見ることが大切

絵を描くときは「全体をみろ」みたいなことを先生によく言われないですか?僕はよく言われましたね。。確かに大事なんだけどいまいちよくわからない人も多いんじゃないんでしょうか、、

「いったい全体を見るとはなんぞや?」ですよね。

まずこのこと説明する前に絵を描くときのモチーフの見方を分類してみます。。

絵を描くとき、物の見方は大きく2つのタイプに分かれます。。

それは全体感を捉えるのが得意なタイプ細かい細部を捉えるのが得意なタイプの2つなんですよね。

前者は例えば木を描いたら木の幹のどっしりとした量感や葉っぱの全体のボリュームや雰囲気を描くのに興味があったりします。このタイプの人のメリットは全体の雰囲気や明暗の柔らかさに敏感であると言えます。。

でもデメリットとして仕上がった絵がぼやけ気味になってしまうところがあります。

後者は葉っぱのシルエットや葉脈、細かな枝、幹の模様に興味があり、どこまでも細かく見て描きたいと思ってしまうタイプなんですね。。

このタイプのメリットはとにかく細密な絵に仕上げられるところが魅力です。

逆にデメリットは全体の明暗のバランスが崩れやすいところですね。例えば、細部に集中し過ぎで明るいところまで暗く描いてしまったりだとか、、、

ちなみに僕は後者のタイプで、普通のとうもろこしを描いたら焦げたものになってしまった記憶があります(笑)

やっぱりどちらのタイプも一長一短なんですよね。。

ここで全体を見るとは何か?について考えてみると、

、、実はこの2タイプの能力を両方バランスよく使いこなしてものを見ることを言うんですよね。。

実は全体を見るには結構細かい意識の切り替えが必要なんですよね。これを細かく見ると言います。。

でも最初から同時になんかできないのに先生の中には同時に意識しろみたいなことを言ってくるから学ぶ人は混乱するんですよね。。

これ予備校に入らないと詳しく教えてくれない有料級の内容です。。。

僕は本当の意味でこのことに気づいて使いこなすのに3年掛かってしまいました。

どんな絵を描くときにもこの両方の能力を必要とします。具象でも抽象でも。。。このことをしっかり意識していけば、「全体をよく見ろ」に悩まされることがなくなっていきますね。

これってあらゆる物事に当てはまりそうですよね。

・明暗の順番の大切さ

どんな絵を描くときも明暗を意識する必要があります。

例え一色で描いても、壁に飾るときに光を当てれば無限の陰影ができ、その強弱が絵の見栄えを左右したりもするんですよね。。。

明暗の順番がなぜ大切かと言うと、絵が目に飛び込んでくる速さの順番を決めてしまうからなんです。

ここの理解が曖昧だと絵の中のメインよりも脇役がうるさく主張したり、メインを邪魔したりするんですよ、、

具体例として、ある日、予備校の課題制作を僕が見ていたときでした。。

手前には明るいモチーフがあって、奥に黒いモチーフを配置してありました。ある生徒が丁寧に奥の黒いモチーフをそのまま白い紙に描いていたんですね。

描くのが上手な子なんですが、まだ空間の距離の意識ができていなくて、黒いモチーフが手前のメインの明るいモチーフを邪魔していました。

このような事態を避けるには奥の黒いモチーフを少し薄く描いてあげる方が見え方としては良かったんですよね。。

これはあくまでも基本的な空間演出なので表現が変われば見せる順番も変わってきます。

とにかく明暗によって見せたい物の見えてくる速さの順番を意識することで絵の質はあがってくるはずです!

・モチーフを見る抽象度を高めよう

モチーフを見る抽象度を高めることで、絵を描くことが簡単になります。

理由としては抽象度を高められれば見なければいけない情報を制限することができ、スムーズに完成まで進めることができるからです。

少し難しい説明になっちゃってますよね。。

どういうことかと言うと、完成までをいくつかの段階に分けて各段階に見るべき情報を制限しちゃいましょう、と言うことですね。

初心者にもわかりやすく3つに分けてみたので参考にしてみてください。

1線で形を見る
2明暗を見る
3全体を見る

.まず線でモチーフの形を見て描きましょう。このときに注意すべきは形同士の重なりを意識することです。

輪郭線は一本ではありませんよね?複数の線が重なりながら形として見えてくるんですよね。

.形を線として見ながら描き終えたら、明暗で形を見ていきましょう。明暗で形を見るときは面を意識してみると色数を減らして簡単に捉えることができます。

徐々に明暗の色はばを増やしていけば自然な見え方になっていきます。

.三つ目はまさに「全体を見る」章で話したことです。

具体的には線の強弱や全体の明暗の強さに問題点がないかチェックしてみてください。つまり仕上げの絵の編集段階ですね。

神の視点に立ってものを見る感じで結構楽しいですよ。。(笑)

まとめ

以上が絵を描くときに意識すべき見方についてでした!

これを知った上で絵を始めたらきっとはやく思い通りの作品が描けるようになることでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは次回の記事でお会いしましょう。。楽しい1日をお過ごしください。

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