
どうも! Houichiです。
絵を描いたり、絵を教えたりしています。

最近はネットにつなげば、YouTubeやブログなどで油絵や絵の描き方を解説したものがたくさん出てきて、簡単に絵を学ぶことが出来るようになってきましたよね。
僕も時々そんな動画を参考にしたり、勉強したりしています。
また僕自身も、YouTubeで絵の解説やプロセスの動画を配信していて、誰かの役に立てたらな、思い、始めたんですね。
でも最近あることに気づ来ました。
それは動画を見て上達する人としない人がいることです。
どうして、そのようなことが起こるのでしょうか。
そこで、あれこれ考えたり分析した結果、
動画の使い方に違いがあることが分かりました。
そして特に油絵(油彩画)は初めは独学しないほうが良いことも分かって来たんですね。
理由が3つあるので、紹介していきたいと思います。
目次
・画材の知識が他の画材より必要
・専門的に油絵を学んでいる人が少ない
・描き方で誤解を招きやすい
・画材の知識が他の画材より必要
油彩の絵の具がの他の絵の具と違う点は歴史的画材資料が豊富で
工房の親方から伝統的に描き方だけでなく、画材の知識を1から教えて伝えられて来たのが特徴です。
水彩に関しても紙に描く分には、画材の知識は必要だったのですが、どちらかというと、
描き方や見方が重要だったんですね。
またアクリル絵の具に関しては野外での絵の具の耐光性を高めて作られた成分を持つ新しい絵の具ですが、基本的な考え方は油絵の具と水彩絵の具をもとに作られていると言えるでしょう。
水彩とアクリルは共に感覚的に描ける絵の具で、専門的に教える先生がいなくても正直かけてしまいます。(もちろん専門の先生がいた方が良い指導は受けられますが、、)
特にアクリル絵の具に関しては工房や親方という職が衰えてから生まれた絵の具ですから、そもそも誰でも簡単に描けるように作ってあるんですね。
だけど油絵の具は一見、見よう見真似で描けるんですが、本来の絵の具の発色や色味や質感の良さを出すにはやはり、専門書を読みつつも、
先生や、自分の経験を総合してやっと望む使い方ができるんですね。
この問題をカバーする方法としては、圧倒的な画力で絵の具と材料の知識を物ともせずに払い退けて、描くことなのですが、
そんなに多くの人がすぐにこのレベルに達することができるのかと言えば、そうでもありません。
なのでそこまで画力が成長していない段階でも、正しい知識を独学ではなく、専門的に描く人から学んだ方が油彩画らしい充実した絵を描けるんですね。
・専門的に油彩(油絵)を学んでいる人が少ない
日本での話になるんですが、油彩のデメリットとして、水彩に比べてかなり描く人口が少ないことです。そして技法や材料を専門的に教える人となるとかなり限られてくるでしょう。
一方、欧米が元祖なのでやっぱり向こうは描く人口が多いですね。。
それから写実の画家は比較的画材に詳しいのですが、みんなが油彩を教えているわけではありません。また、わかりやすく教えるとなると、また別物です。
なので油絵を独学で描きたい場合はどの描き方が基本かつ初心者でも取り組めるのか、理解するのに時間がかかってしまいます。
そして「この人の描き方がいいな」と思って真似ても、どうやってそのように描けるようになったのか、ある程度わかっていないと、思ったようにならないことが多いです。
参考にする方法を間違うと、望む完成図から離れていくのが油絵です。
もちろん今の絵の具は科学的に研究が進んでいて、誰でも簡単に描けるようになったんですが、
とは言ってもやっぱりある程度専門的理解があった方がすてきな絵肌が描けるのではないでしょうか。。。
・描き方で誤解を招きやすい
これも、今まで言ってきたことの延長線上の話になるんですが、、
ネットや動画で断片的に材料や描き方を学ぶことでも自分次第で、油絵が上手になって思うように描けるのは事実です。
ただし鋭い判断力が問われます。
本は参考になりますが、時々あなたがどれほどの画力なのかを考慮して作られていない物がちらほらあります。
だけど、きちんと講師や指導者がいれば、今のあなたにとって最適なアプローチが何なのかを臨機応変に伝えていくことができ、質の高い制作をしていくことができるんですね。
指導者とは教材や描き方で理解できない部分をあなたに合った理解へと導く仲介役です。そして初心者にとっては大切な存在だったりします。
僕は高校3年生まで、ほぼ独学で油絵を描いていたのですが、高3の夏から20歳ぐらいに指導者からしっかり教わったことで、画力が爆伸びし、自分で油絵や絵画を分析する能力が身に付くまでになったんですね。
正直、中学から高校と、高3から20歳の伸び率の差は歴然でした。。。
まとめ
さて、まとめとして
1 油絵らしい油絵を描くには専門的な知識が必要
2 教える先生が少ない
3 描き方で誤解を招きやすい
でしたね。
慣れれば簡単になって行きますが、初めの段階ではやはり
講師がいる方が確実でしょう。
もし、あなたが以前絵画教室に通っていたけど、現在は分けあって通えなくなり、
だけれども改めて油彩画を学びたい場合は
現在、僕が運営しているオンライン絵画教室があるので、まずは無料体験講座を受講してみてくださいね。↓
お待ちしています。
ではまた次回会いましょう。楽しい1日をお過ごしください。