
どうも!Houichiです。絵を描いたり、絵を教えたり、YouTubeで動画を配信しています。

絵の完成力や画力を上げるには、どんな秘訣あるのでしょうか。僕は長年はっきりとわかりやすい言葉にすることができませんでした。というのも話せる内容や要素がめちゃくちゃ多かったからです。
だけれど、ある言葉に出会い「これだ!」と思ったんですね。そんなある言葉を元に完成力の秘密をのぞいてみたいと思います。
りんごの描き方を分かりやすく解説した動画はこちら!⬇️
目次
・絵の完成力は経験の幅で決まる
・3種類の経験の幅
・細い目標設定が絵の完成度上げる
・絵の完成力は経験の幅で決まる
同じ枚数だけ絵を描いても、人によって絵の完成度が違って見えますよね。それはなぜでしょうか。。。僕も初めはそこまで気づいていませんでした。
でも、「経験の幅」という言葉を知って自分の過去を振り返ったときに、ふに落ちたんですね。つまり経験の幅が広がれば広がるほど様々な状況に意識が対応出来るようになるので結果として絵の完成力上がり、完成度が高まるんですね。
例えばリンゴを食べたことがある人はきっとリンゴを食べたことがない人にはわからない食感や香り、手触りを記憶していて、リンゴを描くときに参考になるはずです。またどんなに絵が得意でも、描いた物に対しての理解が弱ければ、テクニックだけに走ってしまいます。
やっぱりある物事を様々な視点から捉えることで経験の幅が広がり、それが絵の中にある描き手の意識として蓄積され、完成度が上がります。
・3種類の経験の幅
経験にはおよそ三つの段階があります。この三つをうまく取り入れることでうまく問題に対処し成長することができます。絵を描くことも例外ではないんですね。
では実際に見ていきたいと思います。
1知識取り込むことによる経験
この経験は僕たちの義務教育を思い出していただけるとわかりやすいかと思います。先生が話すことを聞いたり、教科書を読んだりすることで知識を定着させていく経験ですね。
しかし、この作業もやらされている感覚では記憶の定着も半減し、経験の価値も少なくなるかも知れません。。やっぱり知識を得ることも積極的に行うことで、吸収も良いし早まります。
実際僕は比較的数学より英語の方が得意だったので、英語の勉強は成長がよかったように記憶しています。得意な科目は意識して、覚え方や学び方を工夫する回数が増えるためやはり、定着が良いんですね。
絵の場合は普通の勉強ほど、文字を覚える必要はないですが、それでも本で理念を一通り学んでおくことで損することは全くありません。
結論としてはやはり、目的を持って知識を取り込むことで、生きた知恵として活用する場面が増えるんですね。必要と感じないものと思い込まずに、どう生かせるか考えてみると良いでしょう。
2知識を使うことによる経験
知識が頭の中に入ったなら、いよいよ使ってみなくてはどういう結果が見られるか分からないことがたくさん。ここで使うという経験が必要になってきます。やっぱり学校の勉強が例え易いので例に挙げると、テストがありますよね。試験までにしっかり勉強や復習をして試験本番に備えます。
そしてこれをあらゆる物事に当てはめていくことで豊かな経験を積むことができます。料理だってそうですよね、レシピがあって材料や道具をしっかり覚えていきます。でもやっぱり作ってみないことには美味しい料理ができるか分からない、分からない。。。
絵を描くことはもっとわかり易く、描き方の基本を学び、それから描きたいものを実際に描くことで初めて上達していきます。
これが知識が生きた知恵として実るか実らないかの分かれ道であり、決め手となります。
3教育による経験
僕が受験生の時、教育による経験は一番学びがあると先生から聞いていましたが、僕が実際に美術講師を始めた時から猛烈にその実感がありました。まさに知識が経験あるいは体験となって僕に返ってきました。。。
なぜなら僕自身が時間をかけてできるようになったことをほとんど初心者に近い生徒たちに教えなければいけないことが日常になるからです。中にはもう当たり前にできるようになってしまって、初心者だった頃の自分の学び方を忘れてしまいそうなことだってあったりします、、、汗
なので相手にどのような言葉を投げ掛ければ相手がうまく受けとられるのか、言葉のキャッチボールが必要になってくるんですね。。
つまり教えることを通して「伝わる言葉」を学ぶことができたんす。やがて自分の言葉の解像度が上がり、自分が感覚で覚えていた部分をより深く理解することが出来るのですね。。
おかげで絵を描くスピードも1、5倍ほど速まりました。。
・細かい目標設定が絵の完成度を上げる
ジョギングをしているときにゴールばかり気になって走しり出してすぐに疲れてしんどくなったことってないですか?これはいわゆるいきなりゴールにたどり着こうとするとゴールまでの距離に圧倒せれて、疲れる現象です。。
絵を完成させる力を上げるときにも同じような現象が起こります。。。
これを解決するためにはどうすれば良いのか、、、それが、細かく目標を設定していき一つずつ達成していくことです。
またジョギングに例えていきますが、マラソンならいきなり42,195Kmを想像するのではなく、3キロずつに区切って目標を立てる方が楽に楽しく走ることができますよね。何なら300Mずつに区切ってもいいかもしれませんね。
絵を描くときもまず完成のイメージを持つことは大事ですが、描き始めたら、描き出しから途中、完成などを細かい過程に分けた方が迷いも少なく済む上に精神的にも安定します。
・まとめ
今回は絵の完成力を上げる秘訣について見ていきました。よく考えたら、自分の得意なことでは日常を通してできてしまっていることもあるんじゃないでしょうか。
何かの能力や知恵を身につけるには経験を積み、その幅を広げることで多様な視点で捉えることができ、あなたをゴールまで導いてくれるはずです。。
最後までお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。。楽しい1日をお過ごしください。