どうも!Houichiです。元予備校講師で、絵を描いたり、YouTubeで動画を配信しています。
美術や絵を愛する全ての人のために発信しています。
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油絵やアクリル画を描くときはパレットに絵の具を出して色を混るんですが、パレットの材質によって様々なメリットがあります。そこで今回は僕が今まで使ったことのあるもの紹介しようと思います。。
あなたにとってパレットの種類と使い方で新しい発見があれば嬉しいですし、自分に合ったパレットの使い方を見つけましょー。
目次
・パレットとは?
・種類ごとの使い心地
・パレットの組み合わせと絵の具の配置に気をつければスムーズに制作が進む
・パレットとは?
パレットって意外と制作の出来を左右するんですよ!知っていましたか?と昔の僕に思う今日この頃です。。。
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絵を描く時に使うパレット(paletteフランス語、英語)は絵の具を混ぜるために使いますが、、漢字では「調色板」と訳されるんですね。。また語源は小さな鍬(くわ)と言われています。
さて、水彩やアクリル絵の具では合成樹脂や金属の素材で区切りのあるパレットが一般的ですが、油絵(1部アクリル可)で使うパレットはどんな素材で作られているんでしょうか?
知っている人も多いと思いますが、いわゆる木板のパレットが印象的ですよね。。この他にはアクリルにも相性が良い使い捨て用の紙パレットという物もあります。他には大理石もパレットとして使えます。
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要するに、絵の具と化学反応を起こさず、溶けない板状の物であれば良いんですね。
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僕が初めて油絵を描いた時に使ったのがこの紙パレットでした。。
初めは使い方も行き当たりばったりで、とても汚い使い方をしていたなと思います笑 手が汚れるわ、服も汚れるわぁの連続でしたね、、、
まぁそこまで綺麗に使わなくても良いんですが、自分のルール見たいなのができると整理されて使いやすくなるんですね。このことについては後ほどお話します。。。
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ではそれぞれパレットごとの「使い心地はどうだろうか、どんなメリットがあるんだろうか???」
・種類ごとの使い心地
先ほど話した「油絵やアクリルに使うパレットの使い勝手の違いはどうなの?」に答えるとすれば、、、一言「全然違います!」
なので使い心地をまとめてみましたー。
< 木板パレットの使い心地
メリットとして、
見た目の印象としては一番油絵のパレットらしいですね。表面が硬いためパレットナイフの圧力に負けず、多量の絵の具を混ぜる時にとても便利です。
手で持てる適度な重量で立ち制作と野外の制作に向いていますね。
高校の頃、木板パレは部活の野外制作で大活躍しました。。。
パレットの色味が茶色なので茶色の下地に色を塗る時に色の見分けがし安く便利なんですが、これは昔に西洋の絵画でよく茶系の有色地が使われていた理由でもあるんですね。。。
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デメリットとしては、
現代では様々な色味を活かした絵が出てきたので、薄塗りの混色をする時に板の茶色が邪魔だったりします、、、
ただ慣れれば、頭の中で色同士の関係からどんな色味になるか予測できるようになるので大したことではありません。。
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そしてもう一つは掃除に手間がかかることですね。
まぁこれは普通のことですが現代では紙パレットが出てきていて、掃除をしなくても紙をめくれば新しいパレットが現れるので、比べれば不便ということですかね。。。
< 紙パレット
指を通す穴があるものと無いものがあります。
紙パレットは木製パレットで不便に感じていた問題を見事に解決してくれました。
メリットは
1つにパレット自体の色味が白色なので混色する時、色味を客観的に判断することがとても簡単になりましたね。。
パレット自体とても軽いので大作を描く時も疲れずに持ち運べます。
あとはやっぱり使い捨てなので毎回掃除しなくて済むのがいいですね。。
と言いながらついついケチってしまう時もあるのは僕だけじゃないはず、、、
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*アクリル絵の具は紙パレットを使おう^^
アクリル絵の具はすぐ固まります。また固まったあとの掃除はとても大変です。混ぜるときは紙パレットを是非使いましょう!!
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デメリットとしては
多量の絵の具を混ぜる時に立てないことですね。パレットナイフで絵の具を混ぜるときにどうしてもパレットが押し負けてしまうんですよね、、、紙が寄れたりします。
だから多量に混ぜる場合は机に乗せて混ぜるか、太ももに乗せて色を混ぜる方がいいですね。。
昔受験の時によく紙パレを使っていたんですが、下地の絵の具を大量に混ぜて、持ち上げた時にパレットが曲がって大量に落としたことがあります、、笑
でも少量混ぜる分には立って混ぜても何の問題もありません。。
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こうした柔らかい使い心地の不安定さなどの理由から固い木製のパレットを好む人もいます。(最近は白色木板パレットも出てきてとても便利です。)
< 大理石パレット
これは僕が最近使っているパレットです。。今回紹介するパレットの中で一番使っている人が少ないんじゃないでしょうか。。
重量も3つの中で一番です。
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メリットは
このパレットはしっかり固さもあり安定感があります。重いので木板パレットや紙パレットみたいに足や体のどこかに当たって落とすことがあまりことが安心ですね。。
僕が使っている理由もやはり安定感があるからです。
大作を描く場合は移動の手間が掛からない紙パレットと併用して使います。
紙パレットは主に少量の絵具しか使わないところと絵の上の方を描く時に使ったりします。。
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パレットを固定して描きたいのであれば大理石のパレットを使ってもいいですね。。
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あとは高級感があって、質感を眺めていられることです。。。✨
デメリットとしては
やっぱり重いことで、持ち運びが難しいことですね。
もう1つはちゃんと絵の具を拭き取ったり手入れしてあげないと絵の具がこびり付いて汚くなり混ぜる色の判別が難しいことですかね。
そしてパレットが固まった絵の具の厚みでガタガタして混ぜにくいと感じることもあります。
汚れた時に備えて中間色のパレットに慣れていないと少し使いづらいかもですね。。。
・パレットの組み合わせと絵の具の配置を工夫することで制作がスムーズに進む
パレット の組み合わせ
僕は絵を短時間で仕上げなければいけない時はパレットを2、3枚併用します。
広い面積を塗る時は大量に絵の具を大理石またはLサイズの紙パレット上に出して混ぜてしまいます。また原色は全部ここにに出しておきます。
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それから描き込みや特定の狭い範囲を塗る時はMサイズかSサイズの紙パレットを使います。
つまりパレットを使い分けることでLサイズで大量に混ぜた絵の具を掃除する必要がその時点では無くなるし、パレットのスペースが足りなくなることも減ります。
受験などの制作時間が限られている時にとても便利ですね。。
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やっぱりパレットを使い分けることは大きいサイズのパレットを1枚使う場合とは違い混ぜたくない色同士を完全に分けることができる点が良いですよね。。。
絵の具の配置
絵の具の配置は色味が虹色のように移り変わるように配置すると使いやすいですね。
ここまでは多分ほとんどの人は知識として持っている人が多いかと思います。絵の具セットもそのように配置されているので。。
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でももう一工夫するとさらにスムーズに制作が進むんですが、、それが混ぜるときの位置です。
これはパレットを複数枚使うよりも大切なことです。
原色の絵の具の位置と同じように、混ぜるときも色別、明度別に位置を分けた方がいいんですね。。
理由はあちこちに明るい色と暗い色や補色がバラバラに混ぜられていると目が混乱しやすく、混色に時間が掛かるからです。。
特に明度別に位置を分けて絵の具を混ぜるようにした方が僕の経験上、絶対効率がいいです。。
まとめ
皆さんもパレットの使い方を工夫して画面に向かう時間を増やしましょう!!
最後までありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。楽しい1日をお過ごしください。