画家や絵描きとして生活するには本業にしない方がうまくいく訳とは?

どうも!Houichiです。元予備校講師で、今は絵を描いたり、YouTubeで動画を配信しています。

美術や絵を愛している全ての人のために発信しています。

油絵具で描く絵画作品
油絵の具で描く絵画作品

絵を描くことが好きな人なら一度は絵を売って生活ができるようになりたいと考えたことがあると思います。または自分の描きたい絵を評価してもらって、それがきっかけで絵で生活できるようになれたらな、と考えたことがあるかもしれませんね。

でも現実はそんなに甘くなく、イラストレーターなどは就職先もあるので比較的生活できる程度に稼げる人はいますが、

いわゆる絵を売るだけで生活できている人は日本にほとんどいません。プロとして本当に自分の表現したいもので売れる人は100000人に1人はいるかもしれないですが、そんなものです。

ハードル高すぎですよね、、、

ではどうやって絵を描きながら生活をしていくのかについて考えていきます。。

目次
・複業画家は今も昔も環境の変化に適応しやすい
・専業画家は職人気質の人に向いてる

・複業画家は今も昔も環境の変化に適応しやすい

シンプルに考えれば、「とりあえず売れるまでは就職かバイトしながら絵を描いていくしかないんじゃない?」と言う結論にたどりつきますよね。

これは現実的な方法であるし、仕方なしですよね、、、

ところがこっちの方が実は専業の画家として活動していくよりも良かったりするんです。特に今売れていない人は。。。

・複業画家のメリット

<絵を描いて売る以外に収入源作って生活することのメリットとしてリスクヘッジ(リスクを分散させる)になることが挙げられます。つまり絵が売れなくなった場合、他に生活と活動のための資金を得られる仕事があれば制作を続けられますよね。

よく調べれば昔の絵の巨匠たちも結構複業画家がいるんですよね。

例えば、ダヴィンチやピカソなんかがそうですよね。

ダヴィンチは絵も描くし、軍師などでも生計を立てていました。

ピカソは絵や彫刻だけでなく、衣装も手掛けていました。

一番わかりやすいのは高校の先生や、大学の教授ですね。みんな複業の絵描きですよね。

ここまではわかると思います。

<もう一つのメリットは時々見落とされがちなんですが、作品の自由度と完成度、と制作期間の自由度を上げられることです。

専業の画家とは違い、複業画家は絵をメインの収入にしなくていいのでじっくりと自分の作品と向き合い、いわゆる売れる絵と自分の描きたい絵を一緒にする必要がなくなります。

言い換えれば複業画家であれば描きたい作品は売れる売れないに左右されなくなり、本当に描きたいものに集中することができます。そして描きたい絵を描いていく中で見てくれる人と共感できるところがあれば自分の作品が価値を持ち始めます。

絵が売れない、評価されない人が一人でも長く制作を続けられるといいですね。

では複業画家は制作以外に何を仕事にすればいいのでしょうか?一般的な会社員やアルバイトだと一生長い労働時間を強いられます。

1日の制作時間は永遠にそれ以上増えません。どうすれば制作時間を増やすことができるのでしょうか?

今僕が言えることは自分の得意なことを仕事にしてそれを自動化または仕組み化することです。

100%そうである必要はないですがある程度そうすることで実質的に労働をしていなくても収益を得ることができるようになります。

これからの時代それを実現するにはネットやSNSが有効だと言われていて、実際僕も実感しています。

そしてネットを生かして仕事にするかしないかで大成功を収めた絵描き以外の絵描きの未来が決まります。

身近な例で言えばAmazonなどがそうですよね。商品の売り買いがほぼ自動でなされ、その間に会社は次の仕事や事業に時間を割くことができるようになります。

ここで考えてみましょう。仕事が成り立つと言うことは人の役に立っていると言うことです。つまりどんなに仕組みを作ってもそれが人の役に立たなければ決してうまくいきません。

つまり自動化したれば徹底的にどんな人が何を求めているのかを日々研究しなければいけないことがなんとなくわかっていただけるんじゃないでしょうか。。。

僕はもともとただの絵が好きなオタクなので人が何を求めているかなんて何も考えてもいない能天気野郎でした。

でもあるとき、僕は自分の未来がなんとなく見えてしまって、少し切なくなってしまいました。このまま得意じゃない仕事について社員として働くか(得意な仕事ならまだしも)、アルバイトをして空いた時間に制作をちょろっとして終わる人生。

ただ別にこの人生が悪いとは思いません。毎日の小さな変化を楽しむことができるのも幸せです。。。

でも僕の場合はこのまま1ミリも挑戦をしないことに何か虚しさを感じて、やらずに終わるのだけは嫌だと思ったんですね。

もう逃げられないと言うところまで追い込まれないと人間って行動しない生き物だとつくづく思い知らされます。。。(自分が実験台)

これは今も僕の問題であり続けています。そして制作の自由度を上げるに僕は日々止まらずに考え行動し続けています。

・専業画家は職人気質の人に向いている

専業画家はきっと自分の仕事としての制作に自負心があると思います。これは素敵なことだと思うし、見習いたいことはたくさんありますよね。

では具体的にメリットとデメリットを見ていきましょう。

<専業画家のメリット

・全て自分の好きなことか得意なことだけで生計が立てられる。

これは結構素敵なことじゃないかなぁと思います。絵描きの夢です。

・メディアに取り上げられる

売れっ子の専業画家にもなれば、雑誌やテレビやネット場で知名度が上がり、さらに自分の人気に拍車がかかりますね。。

・職人気質の作家に最適

職人気質の画家であれば作品の品質はどんどん良くなっていくのでとても安定感があり、コアなファンからはとても支持されます。

逆に飽き性な人で研究者タイプの人は専業画家は向かないかもしれないですね。。

<専業画家のデメリット

・作品制作の制約が意外とある

プロの画家は期限までに仕上げないと生活できなくなるので、評価を得られるかわからない新しい絵を描くための実験をする時間があまりありません。

つまり、作家本人が人気で価値が一定数上がりきらない場合、期待外れの作品を描いてしまえば生活が苦しくなります。

やはりどれを選択しても一長一短はあるものですね。。。

まとめ

と言うことで今回は複業画家と専業画家の特徴と向き不向きについて考えてみました。

最後までありがとうございます。また次回の記事でお会いしましょう。

楽しい1日をお過ごしください。

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