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どうも、Houichiです～。普段は予備校で絵を教えています。絵描きといえば人物を描く人がたくさんいますよねー。実は石膏デッサンは人物画やキャラクターのイラストの上達にとても役立つんですねー！

僕は時々講師として予備校で人物画実習をするのですが、人物画って描く人の技量によってどんな風にでも都合よく描きあげられてしまうんですよね。

石膏デッサンを描くことで自分の見る力を測れてしまうんですよ、、、またいきなり人物を描くよりも段階を踏んで上達できるのがメリットなんですが、、具体的にはどのようなものがあるのか見ていきましょう！

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目次
・石膏デッサンの苦手意識を和らげるには？
・メリットその1－人物がリアルに描けるようになる
・メリットその2－明暗で見ることで形が立体的に捉えられるようになる
・メリットその3－イラストのキャラクターも描けるようになる
・まとめ

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・石膏デッサンの苦手意識を和らげるには

石膏デッサンといえば受験のためによく練習用のモチーフとして描かれるけれど、苦手意識がある人もいるんじゃないですかね、、、

石膏像は人体の柔らかさを備えながらも単色で、素材としては硬質だし、その矛盾が理由でどこか掴みどころの無いモチーフに思えることが多いのです。

でも石膏像のストーリや時代背景を知ることできっと描くことが楽になったり、楽しくなるはずです！

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例えば、よく描かれる石膏像の中にブルータスがあるのですが、この像について少しお話しましょう！

ブルータス像はイタリア、ルネサンス時代の彫刻家であるミケランジェロが作った作品なんですが、この像の首の傾きや、ねじれにミケランジェロの美意識が現れているんですね。ミケランジェロについて

彼の作品には傾きや、ねじれを活かしたものがたくさんありますが、このブルータス像に関してはちょっとしたトリビアがあって、、

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実はこのブルータス像は頭部だけミケランジェロが作ったんです。。どうやら後に弟子たちに作らせたんだとか、、、

詳しい理由はわからないんですが、重要な部分以外は弟子に作らせることで他の作品を作る時間を確保したかったのかもしれないですね。あるいは、、、

やっぱり像の特徴を知っているのといないのとでは像の印象を合わせられるようになる速さも変わるし、分からないことに対する不安も少なくなると思いますよ！

少なくとも描き初めの段階で、描くべきポイントを意識できていることは石膏デッサンではもちろん、デッサンするすべてのモチーフで大切です。そのためにはたくさん像を観察しましょう！

・メリットその１　人物が描けるようになる

まず、石膏デッサンがある程度描けるようになると人物画や人物デッサン、も自動的に上達します。

理由は２つあります。

１-人物を実際に描く場合と違って像が動かないから形が合わせやすい

２-人体の細部をバランスよく省略してあるから形を理解しやすい

１-　実際にモデルを見て人物を描くとき、ネックになるのがやっぱり、モデルが動いちゃって、形をうまくまとめられないことが初心者にはよくあるんですよね。

かと言って写真を見て描いても一方向の形しか見えなくて、なかなか存在感を出すのに苦労する、、、

こういうときに石膏像が助けてくれます。

まず動かないし、形が曖昧だったら近づいて像を見ることができるし、離れて全体の明暗に目を向けることだってできちゃいます！

決してうとうとされることもないですからね（笑）

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２-やっぱり人物や石膏デッサン上達には必須条件ですね。。やっぱり先ず大切なのは像の全体の印象を捉えることなんですよね。

人物を見て描くときは細部の形や色など情報が多すぎるから初心者は惑わされやくなります。

視野が部分的になってデッサンの全体感がどんどん崩れていく、、、、、

その点石膏像は程よく細部の情報が省略されていて、像の全体感を捉えやすいですね。また人物の造形のポイントを知るにはもってこいのモチーフですね！

・メリットその２　明暗で見ることで形を立体的に捉えられるようになる

石膏デッサン最大の特徴は色に惑わされずに形と明暗に意識を絞って描けることですね。

大抵のモチーフには固有色がついていますよね、、でもこの固有色が厄介者で、形の把握に大切な立体感を表現するには向いてないのですよ。

立体感を出すには明暗で捉えることが一番効果的といえるんですが、石膏像は単色の白だから色に惑わされずに明暗に集中でき、立体が描きやすくなるんですよね！

メリットその３　漫画やイラストのキャラクターが楽に描けるようになる

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石膏デッサンでは基本的な形の見方の基礎がすべて学べます。程度は様々だけど最終的にはあらゆるものを見て描けるよするのが目的の１つなんですよね。

特に人物の練習にはぴったりだからイラストにも役立つんですよねぇ。

「でも私は、僕は漫画のようなキャラが描きたいから最初からキャラクターを描く練習をしたほうが速いんじゃないの？」と思う人もいるでしょうね。

もちろんその方法でも全然上達することができます。センスある人のなかに独学でイラストだけ描いてうまくなった漫画家やアニメーターの話を少し聞いたこともあります。でもすべての人がうまくいくことわけではないんですよね。

理由はよっぽどセンスがないと応用が効きにくい、、、

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人物や石膏像のようなリアルに描くためのモチーフを参考にしつつ、イラストのような省略されたものをアレンジして描くことは比較的容易ですが、

イラストしか描いてこないとどこかリアリティに欠けたキャラクターになってしまうんですよね、、老人やゴリゴリのキャラはなかなか難しいでしょうね。

こういった理由からやっぱり石膏デッサンを含め、デッサンを通してものを見る力鍛えた方が深く学ぶことができるし、応用が効くんですよね。きっとキャラクターを描くことにも活きてくるはずです！

まとめ

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・石膏デッサンは像の特徴や人物像のストーリを調べたり時代背景を知ることで不安が和らぐ

・メリットその１-見やすい形で且つ様々な角度から像を観察して描けるため、人物を描く力が身につけやすい

・メリットその２-白色だから簡単に形を立体的に描けるようになる

・様々なキャラクターを描ける基礎力が身につく

確実に見る力と描く力が付くので興味のある方は是非参考にしながら描いてみてください！