どうも!講師のHouichiです。
デッサンや絵を描く上で空間を描けることで絵の表現の幅が広がって、
思い通りに絵が描ける様になっていきます。
また空間の表現方法はいくつかあるんですが、今回は特に基本的な要素を紹介したいと思います。
この基本は複雑な絵を描く場合でも、とっても大切なのでぜひ意識してみてください。
目次
・線の重なりが空間表現には重要
・線の種類
・絶対にしてはいけない線の使い方
・線の重なりが空間表現には重要
![](https://houichiart.com/wp-content/uploads/2023/10/forest-3877365_1280-1024x713.jpg)
線の重なりが空間の表現には重要です。
線で絵を描く場合、線を使って形を表現しているといえますよね。
またそれは線の重なりが形と形の前と後ろの関係を表してるとも言えいます。
つまり、後ろの形の一部が手前の形の後ろに隠れていることを線で表現できるんですね。
図を見ていただければ理解できるかと思います。
![](https://houichiart.com/wp-content/uploads/2023/10/pirate-6907221_1280-882x1024.png)
この見え隠れしている状態を活用することで前後の関係が生まれ、結果的に空間を表現することが
できるわけです。
これは明暗や色を塗り始めても忘れてはいけない要素です。
例え線が色を塗ることで消えたとしても、線的な形の重なりは意識できることに越したことないんですね。
これをうまく活かしたメディアが漫画やアニメです。漫画は主に線の要素で成り立っている世界観ですよね。
思い起こせば、私自身も小中学校のときに漫画をよく読んでいたのですが、
線で描かれているにも関わらず、まるで奥行きを持った世界として見ていましたね。
・線の種類
![](https://houichiart.com/wp-content/uploads/2023/10/texture-2792479_1280-1024x633.jpg)
線の種類は細かく見れば限りなくあるんですが、大きくまとめると、曲線と直線、太い線と細い線
この2種類の緩急で様々な絵が描けます。
今回は空間を出すと言うテーマなので、線で空間を出すもう一つの方法として
線の太さと細さ、線の濃さの緩急を活かすことで空間を表現するものがあります。
例えば太い線や濃い線は手前の空間に見えますよね。
また影側などの暗い空間を表現することもできるでしょう。
また細い線や、薄い線は奥に見える気がしませんか?
そしてこちらは線が薄いので光側の空間を表現するのに適しています。
こちらの絵の線の使い方が参考になります
![](https://houichiart.com/wp-content/uploads/2021/02/IMG_0776-768x1024.jpg)
・絶対にしてはいけない線の使い
![](https://houichiart.com/wp-content/uploads/2023/10/stop-3437300_1280-1024x682.jpg)
線で空間を出すことができることが分かりましたが、絶対にしてはいけない線の使い方もあります。
それは線と線が同じ方向に重なって一本に見えてしまう状態です。
分かりやすく言うと、例えば、前後に立方体が一つずつある状況を線で描いたとします。
この時、前後の立方体の辺の線が重なって一本に見えてしまう状況がまずいのです。
そうすると手前と奥の関係が見えにくく、平面的に見えてしまい空間がうまく表すことができません。
輪郭線と輪郭線が同じ一本の線に重なることは絶対避けたいんですね。
したがって、線と線をしっかり離して描くか、
線と線を交差させるか、はっきり選ぶことで前後関係、つまり空間を描くことができるわけです。
さて、線だけでもこんなにたくさんの要素があり、空間を自由自在に表現できることが解ってもらえたかと思います。
闇雲に輪郭をなぞるのではなく、線の重なりを意識して描けばと思い通りの空間を表現できることにつながっていくので参考にしてみてください。
最後までありがとうございます。楽しい1日をお過ごしください✨