どうも!講師のHouichiです。今回はちょっとテクニカルな
作品をよく見せる方法を紹介したいと思います。
単純に作品を魅力的に見せるには技術とアイデアが両方を充実させる必要があるのですが、
今どの段階にあっても、作品をよく見せる方法があるんですね。
それが、希少性を活かす方法です。つまり、大多数が選ぶものとは違う方向の
作品を作ることです。少し極端な言い方をすると、みんなが右を選べば、
私は左といった具合ですね。
特に[自己表現の試験やコンテストなどの結果を競う場合]は有効です。
ではなぜ希少性を活かした方が作品が魅力的に見えるのか、具体的な例を出しながら、
説明していきたいと思いまうす。心理学的な部分が含まれるので、
過去を思い出すとほとんどの人が経験としてあるかと思います。
1 希少性は欲しいという錯覚を起こす。
2 どんなに美味しい料理があっても、当たり前になったら美味さでは選ばなくなる
3 小手先の希少性よりも大事なこと
1 希少性は欲しいという錯覚を起こす。
希少性は心理にかなりの影響を与えます。
なぜなら、必要なものや需要があるものが少ないと危機感を抱くからです。
これはとても原始的な反応で、例えば原始時代から人類にとって
食料と安全な住処はとても希少で、簡単に手に入るものではありませんでした。
その時代であれば、体力のあって狩りが上手な男性が必要とされ、住処をまもりながら
人間関係を円満にできる女性が必要とされてきました。
この性質は作品を魅力的に見せる方法にも関係します。
一見視覚的にわかりやすく、原始的な感覚に訴える素晴らしい作品は素人が見ても
素晴らしいんですが、アート系の試験やコンテストの場合はそれだけだと足りません。
素晴らしい作品と気づいてもらえるには、他と違う部分がないといけないわけです。
つまり、多くの人が選ばない要素をとりいれることで、評価が高まることが多いんですね。
ここで希少性が活きてきくるんです。
2 どんなに美味しい料理でも、当たり前になったら美味さでは選ばなくなる
具体例として料理で考えて見ましょう。例えばカツカレーが好物な人がいたとします。
どんなに好物であったとしても、1日3食を365日食べたら常人であれが、
ほぼ確実に飽きるでしょう。これは分かりやすく回数や数が増えれば、
飽きがくることを代表する例です。
でもその様な状況でたった1日だけお寿司だったらどうでしょう?
ものすごく美味しく感じませんか?
希少性とはこういう状況によく実感できるものです。
一方、空気や水は生きていく上で必須であるので、好き嫌いという領域を超えています。
家庭や仲間、仕事、教育、生活も必須の範囲に含まれることがほとんどでしょう。
ではアート作品はなぜ空気ではなくカツカレーなのでしょうか?
それはアート作品がなくても生きていく上でそんなに困らないからです。
だからこそ、手を変え、品を変えていく必要があるんですね。
さて現実的には、この希少も時と場合によって割合が変わってくるので、注意も必要です。
仮に決められた、能力を評価の基準に入れられている試験やコンテストであれば、
希少性以外に、しっかりとした基礎や土台が必要です。この部分はできた分だけ
確実に評価されます。
学力試験が一番分かりやすい例ですね。
とはいえ、希少性は工夫するだけでも即効性があるので、困ったときは活用するのが吉ですね。
3 小手先の希少性よりも大事なこと
希少性は相対的なものです。
そして、これ以上に大切なものは継続と積み上げの先に得た学びです。
これが手に入れば、ちょっとやそっとじゃ結果が揺らぐことはありません。
けれども、一番地味でほとんど誰の注目も得られないところでもあります。
そしてほんとうの意味で、なにか結果を出したいのであれが、
だれもが通る道を歩くことが大切です。
毎回の積み上げを振り返ると発見があって楽しいので、習慣化をお勧めします。
最後までありがとうございます。