どうも!講師のHouichiです。
今回は絵を描く上で観る(見る)ことがとっても大切だということを解説していきます。
もしも、何も考えずに絵が描けたら楽しいですよね。
なんでも思い通りに描くことはデッサンを含め、絵を描く人にとっては
憧れの一つかもしれません。
見たものを思い通りに描くためには何よりも目で観察することが大切になってきます。
観察がなければ、どんなに描いても
説得力のある絵が描けません。
想像で描く場合も、観察した過去の記憶を頼りにしているため、
観察ありきの想像といえます。
では絵の上達のプロセスの中で見るとはどういうことなのか
3つの段階で見てみましょう。
目次
1 目で見てなんとなくわかる
2 頭で考えて論理的に分かる
3 1と2に加えて、身体で分かる
1目で見てなんとなくわかる
1つ目の段階ではとにかく素直にモチーフを観察することが大切です。
大きさや形、色味、形のリズム、明暗の印象など、モチーフ全体の雰囲気を
見る段階です。
ここではとにかくモチーフの情報をたくさん吸収することに専念しましょう。
とにかく観察して描きます。
2頭で考えて論理的に分かる
2つ目の段階では、頭で考える段階です。
この段階はどこを見るのか、
取り入れた情報を整理して、絵としてどう見せるのか、考えながら
描く段階です。
ただ観るのではなく、どこをどう描いたらよりモチーフらしさが出るのか
ポイントを絞って観るんですね。
絵としてモチーフをどの様に切り取って画面に収めるのか、
あなたの創造性を活かした編集能力が試されます。
3 1と2に加えて、身体で分かる
3つ目は1と2を継続して実践することで
身につけることができます。
身に付くという言葉の通り、頭で考えなくても
目と体がシンクロして、より直感的に描いていくことができる様になります。
ここでは目でモチーフを観、触覚や直感で身体の状態を観ます。
観ると描くとのズレや食い違いがなくなっていくんですね。
まるで自転車に乗る様に絵を描いていくことができる様になります。
ここまでの解説でわかる様に
どの段階でも見る(観る)が関わっていて、これなしには
描く行為に進めないことがわかるかと思います。
まとめると
観ることを極めたら描くことも極まります。
目でモチーフを観
頭で絵を観
目と頭で観たものを身体が観て覚え、
絵として仕上がっていきます。
参考にしてみてください。
最後までありがとうございます、楽しい1日をお過ごしください。