どうも!講師のHouichiです。
今回は「明暗を印象深く描く2つのコツ」というテーマで話していきます。
明暗は描こうと思えばいくらでも描けてしまうのですが、丁寧に描いてしまえばしまうほど、
陥っていしまう落とし穴があるんですね。
それが、明暗のメリハリが弱く、のっぺりしてしまう問題です。
僕自身は初心者の時に複雑なモチーフ、例えば手や人物を描くと、くすんだり、
なんだかぼんやりしたイメージになってしまったことを思い出します・・・
りんごや瓶だとまだ明暗を拾って描けるのですが、モチーフの難易度が上がったり、
描いたことがないモチーフだと明暗が崩れる、そんなことが時々ありました。
でも学んでいくにつれて、2つのポイントを意識することで、
この問題を解決しやすくなると思うので見ていきましょう。
受験生は復習として、改めて試験に向けて意識してください!
・箱で考える
・影のシルエットを囲う
・箱で考える

箱で考えるとは、立方体を意識した面の捉え方で、3つの面が大きく捉えられたなら、
立体感を捉えることができるという考え方です。
3つの面に分けることで、明暗もシンプルになり迷いが減ります。
特に複雑なものになればなるほど、複雑な面の変化をしているので、
この基本的な箱の意識がないと、すぐにのっぺりしたイメージが出来上がってしまうんですね。
なまじ描けてしまう人ほど、力技でなんとかしようとするので、
この大きな面をシンプルに捉える意識が必要になってきます。
箱の意識ができるようになったけど、仕上げに向けて複雑に面を描き分ける時は
らどうすればいいの?という声も聞こえそうですが、この大きな3つの面の変化を捉えられたら、それを基準にして、3つの面と比べて上向きか、下向きかで考えて、
その面の向きにふさわしい影の色を描いていくのが良いと考えています。
これもどれぐらい複雑にしていくかによって、グラデーションの幅が変わりますが、
そんなことよりも、基準面と基準色があれば、
それらと比べて変化をつけていけば良いだけなので、簡単です。
逆に基準色がないと、途中で感覚が鈍くなっても気づかずに、
どんどん形と明暗がずれてしまいます。
ここまで理解できれば、箱を元にして3つの面を意識する重要さが分かってもらえるかと思います。
・影のシルエットを囲う

もう1つが影のシルエットです。
全体をシンプルな明暗で捉えるのは良いのですが、影の形に関しては、
シンプルすぎると、完成までの時間がかかってしまうことがあるんですね。
そういう問題を減らすためにも、影のシルエット(モチーフ本体と床の影の両方)はある程度、
実際の形を囲って描いて、その間を塗るのが良いでしょう。
球体のように滑らかではなく、立方体でもないモチーフ(人や動物、植物でも面の形がある程度
はっきり見える場合)は活用してみてください。
まとめ

今回の話をまとめると、「箱」の意識で明暗は大きく3つの面でざっくり振り分けて影の形は、
ある程度、丁寧にシルエットの印象を残して描くことが大切という点です。
描いていく中でこの理屈に合わないところもあるのですが、
そこは、取捨選択で、実際の通りに描いた方が、印象を伝えられると思ったらそのまま描くし、
そうでなかったら、思い切って編集することもできます。
制作をもっと自由にできるようになっていきましょう!
最後までありがとうございます。