どうも!講師のHouichiです。
今回は小中高校の美術の教科書が美術や絵を学ぶのにすごく良い教材、という
ことをテーマにして話していきます。
義務教育の美術の授業は人いよっては楽しかったり、また退屈に感じたりするなど
感じ方はさまざまだと思いますが、退屈という側面から考えれば、
いくつか理由が見つかるんですね。
それは、全ての生徒にできるだけ公平に、伝えて達成させるように、
授業がデザインされていることが、大きく影響していると思うんですね。
また授業時間にも限りがあり、どうしても全てを伝えることは難しいことも事実です。
たまたま自分に一番あったことを教えてもらえなかったり、学べなかったりすることも
あるかもしれません。
けれども、こと、美術の教科書や資料集に目を向けてみると、実はとても興味深く優秀に
つくられているんですね。
中には美術大学に入ったあとに必要な基礎やデザインなどの超基本的技術など、実用的な基礎を
教えてくれていることだってあります。
ただし、学校の授業自体は、そこまで見通して教えてくれているわけではないので、これに気づくのは大学に入った後や、もっと後なんてこともざらにあるんですね。
僕自身がそうでした (苦笑)
では教科書のどんな点が優秀なのか、項目ごとに見ていきたいと思います。
目次
・絵や立体などの造形分野とデザイン分野の表現技法を網羅している
・初めての人でもわかる言葉で伝えている
・見る人も作りたくなるような、リズミカルな配置と実際に作っている写真
・作品紹介がわかりやすい
・それぞれの項目のタイトルもユーモアで引き込まれやすい
・絵や立体などの造形分野とデザイン分野の表現技法を網羅している
美術の教科書、特に資料集は各美術表現方法を網羅していて、例えば絵画や版画、立体造形、など、他にはデザイン分野の方法も記されていて、どの分野に興味があっても役に立つ優れものです。
・初めての人でもわかる言葉で伝えている
また専門分野は専門用語が多くて、読む気がなくなってしまう問題がよくあるのですが、教科書では、難しい単語をできるだけ省いて、例え専門用語が出てきても、全てふりがなが書いてあるので、安心して読み進められるんですね。
・見る人も作りたくなるような、リズミカルな配置と実際に作っている写真
さらに興味付けとして、リズミカルな配置やデザイン、カラフルな色などで、読む人にワクワクする気持ちになるような仕掛けがあるのも優秀です。自然と作りたい気持ちにさせるのは、読み物や資料としては大切な要素だと思うんですね。
・作品紹介がわかりやすい
次に教科書では表現技法以外に作品もたくさんのせてありますよね。むしろ作品の写真の方が印象的だったりするでしょう。
・それぞれの項目のタイトルもユーモアで引き込まれやすい
美術といえば、なんだか難しそう、敷居が高そうと思われることがあるのですが、それは作品説明が難しくさせている面もよくあります。また昔の作品であれば、あまり馴染みない内容だと、そもそも距離感を感じてしまうこともあるかもしれません。
この部分を教科書は、わかりやすいタイトルや伝わる言葉で説明してあるので、理解がしやすいんですね。
例えば難しい抽象的な絵や立体などを紹介するときは、なぜそのような形にしたのか、ストーリーと混ぜたり、作家の裏話など入れたりなど、印象に残るような工夫がされています。
一方、各分野の専門書や作品集では、さらに突っ込んだ内容や複雑すぎる説明があるものもあります。
特に欧米の本を日本語に訳したものは、文化や文章構成の違いから理解しにくさが目立ってしまうんですね。
美術の教科書は教養から、美術の受験のための基礎にもなるほど優秀で、これから活用していこうと思えた発見です。
最後までありがとうございます。