どうも!講師のHouichiです。
今回は期待のズレには2種類がある、につい話してみたいと思います。
このズレに気づいて、活用することで、制作の質や効率アップにつながります。
さて、今回のテーマを選んだ理由は経験やコミュニケーションを通して、
自分の理解と期待が捉え方によって変わることを気づいたからです。
そして期待とのズレが生じた時に、それらをさらに細分化しないままでいると、色んなことを取りこぼしていることに気がついたんですね。
あらためて、期待とのズレが2種類あるというのは、期待以上と期待以下があるからなんですが、
さらに面白いことに、それは期待以上も度を越すと、期待はずれになってしまうことが
あるんですね。
例えば、空腹の時に、ご飯が食べられないと辛いですが、満腹になれば、
どんなに美味しい料理でも食べるのがしんどいですよね。
ところが、体は苦しくなるけれども、考え方、意識には限りがないですよね。
ここに見落としが出てくるんです。
ではどんな見落としがあるのか見ていきましょう。
1 度を超える期待が来た時に起こる反応
2 取りこぼしに気づくことが大切
3 意識を切り替えられるか
1 度を超える期待が来た時に起こる反応

私たちは度を超える情報や刺激を受けると、それが良い悪いに関わらず、
無意識に自分を守ろうと、それを拒否し、いつもの心地よい領域に戻ろうとします。
これは決して悪いわけではないんですが、何か目標や、したいことができた時に、
1番の障害になる原因でもあるんですね。
けれども、この最初の不快感や違和感を乗り越えて、当たり前になると
次の領域が見えてくるようになり、前に進みます。
そして、多くの場合、この不快感や、違和感を無意識は拒否しようとするわけですが、
ここに取りこぼしが発生します。
2 取りこぼしに気づくことが大切

なので、取りこぼしを拾っていくことが充実につながるんですね。
そして取りこぼしに気づくにはズレの方向に目を向けることが重要です。
つまり、予想以上の経験や体験、知識が入ってきた時に、守りに入るのではなく、
一度そのままうけいれるか、見つめることをお勧めします。
今回ここで繰り返し伝えたいのは期待はずれではなく、期待以上のズレのことであって、
それを受け取る覚悟や心持ちが大切です。
例えば、ある画題を描いている時に、自分が予想しないところから指摘があったとします。
すると、そこを修正するのか、諦めるのかどちらの選択もあり得ますよね。
他には、理想の作品のイメージがあったっとしても、自分には無理と思ってしまい、
そちらに向かうことを躊躇することもあるかもしれません。
私の場合ですと、昔、明暗の変化を描くことに対する苦手意識がありました。
いつも、明暗に集中するとぼんやりした形になってしまい、なかなか画面が
まとまらなかったんですね。理想のイメージはあるのに、
それが怖くて透明度高く描くことができない。
けれどあるとき、間違ってもいいいから、とにかく明暗を描くときも、
形がくっきり見えるように描こうと決断しました。
そうすると、思ったよりも、綺麗に描けたんですね。
そのとき綺麗に描けなかった理由は、不安と恐怖による弊害だと後に分かりました。
そうやってようやく、一旦感覚のズレを受け入れ、決断することができるようになりました。。
違和感を普通と思えるようになると、どんどん成長していき、制作過程自体ももっと
面白くなるんですね。
違和感をマイナスと捉えるか、プラスと捉えるか、
冷静に見つめて受け入れてみましょう。
3 意識を切り替えられるか

期待以上のズレに対する違和感を受け取るには、意識を変えることがおすすめです。
例えば、いつもより難しいモチーフを描いたり、描いたことのない画題が出たときに、
緊張と不安が増えると思うんですね。けれども、
この緊張をワクワクに切り替えられると後が楽になります。
そして、切り替えによる挫折を減らすには、変化を大きく期待しないことが大切です。
前より、一歩でも違和感の耐性がついて良しとすれば、長く続きます。
そしてこれが長く続くと、自然と歩数が増えて、歩幅も広がっていきます。
何か期待上のことに出会った時や、驚きに出会った時、難題にぶつかった時に活用してみてください。最後までありがとうございます。