SDGsを意識したら絵が上達し、制作の質が良くなる?

SDGsを意識したら絵が上達し、制作の質が良くなる?

どうも!講師のHouichiです。

今回はSDGsを意識することで、絵が上達し、制作の質が良くなる

というテーマで考えていきます。

強要する内容ではないですが、意識すると制作に対する取り組みが変わるかもしれません。

目次

・制作に対する姿勢が悪くなる原因は?

・豊かな環境の弊害とは?

・制作では無駄遣いにも必要な時がある

・制作に対する姿勢が悪くなる原因は?

このテーマを考えるにあたって、そもそも絵の上達や、制作に対する質,真剣さが

足りなくなる原因は何でしょうか?

実は原因の一つに、画材や道具が身近すぎるから、ということが挙げられるんですね。

つまり、鉛筆や紙、絵の具が当たり前に手に入る状況を当たり前と

思ってしまっている点に原因があるんですね。

つい150年前までは、画材一つ作るにも一苦労でした。それが現代では画材を取り巻く環境が

大きく変わってきています。

工具を使った手練りの絵の具も現在では巨大な機械で

大量生産ができる様になり、自然の顔料だけでなく、人工顔料で自然界にはないような

「鮮やかな色」も作り出すことができる様になりました。

・豊かな環境の弊害とは?

ここで問題になりやすいのは便利の弊害です。金銭面や入手の難しさが簡単になればなるほど、

人の心理として、蔑ろにしてしまう心理が働いてしまいます。なのでより一層、

画材や資源を大切にする意識を持たないと、簡単に雑に道具を扱ったり、

作品1枚に向き合う質が下がってしまいます。

だから、画材や資源に困らない現状で絵に向き合う姿勢をよくするには画材や道具を

SDGsの視点持つことが大切だと言えるんですね。

SDGsの第12項目には「つくる責任 つかう責任」と示してあります。

これを制作で捉え直すと、まず画材を作るのに、どれだけの材料と年月が

必要かを考えるところから始められます。

資源の貴重さに気づくことができて、1枚1枚の制作に取り組む真剣さが

変わってくいると思うんですね。

絵を描く紙を例に見るとわかりやすいので、見ていくと、国内では2008年がピークで、

3000万トンの生産が、22年でも2300万トン近くの紙が製造されています。

また木の成長速度は種類によっては、まちまちですが、

年間10センチから1メートほどの幅があります。伐採の量を考えると凄まじいものがあります。

こうやって見ていくと、画材や道具には限りがあると強く意識した方が、

制作に対する責任感や思い入れが変わってくると思うんですね。

環境保護の観点も意識すれば、画材をしっかり手入れすることで、

長く使うことができるようになりますよね。

ときには、絵を描くときにSDGsを思い出してみると、

良い作品が描けるようになるかもしれませんよね。

・制作では無駄遣いにも必要な時がある

とはいっても、画力の向上には一定数の量をこなすことが必須です。

画材を大切にすることはよいことですが、ちまちま画材を節約しすぎることも

あまり良いことではないんですね。

必要な量はしっかり使うようにしましょう。良い作品を描く人は、画材を多く使います。

例えば、絵の具で言えば、パレットを見ると多めに出したり、一度に多く使うことで

しっかり色味を作ることができます。そのため無駄になってしまう絵の具も

出てきてしまうものなんですね。

まとめると、材料には限りがあると分かれば、画材を大切にし、

1枚1枚に対する制作の取り組みも噛み締めていける様になり、上達も早まります。

だだし、必要な量はしっかり使い、出し惜しみをしないことも大切です。無駄遣いと、

必要な量をためらわずに使うは異なる概念なので、意識していきたいですね。

今回も最後までありがとうございます✨