どうも!講師のHouichiです。
今回は制作と整理整頓をテーマに話していきます。
絵や作品を作るときは、家事や、製品の生産などと同じように、
不要なゴミ廃棄がでるものです。
たとえば、鉛筆の削りかす、消しゴムの消しカス、余った使えない絵の具など、
制作では新陳代謝が激しいんですね。
なので、作品が完成するまでにはただ前に描きするめるだけではなく、
整理整頓をしっかりしていくことが良い作品作りには大切になってきます。
目次
・予備校での話
・具体例:鉛筆デッサン
・掘り下げ
・予備校での話
昔の予備校の講師の中には、講評中に学生に手を挙げるように言う習慣があって、
手が汚れているかどうかを確認しました。手の裏が汚れていれば、不注意で
画面を汚していると言うことになるので、当然画面も汚れてしまいます。
そうやって画面の整理整頓を促していました。
なかには画面の汚れを消さずに、手だけ洗うという強者もいました (笑)
絵の全体を確認し、整理整頓できているかは、あらゆうる分野に言えることです。
・具体例:鉛筆デッサン
鉛筆
まず鉛筆デッサンで考えてみましょう。
デッサンはまず鉛筆を削るところから始まります。かならず削りカスがでるので、
まずはこれをゴミ箱か、簡易な紙でできたゴミ箱にきちんと捨てます。
これが、机や床下にちらばっていると気分も少なからず影響を受け、制作のテンポが崩れます。
消しゴム
次は消しゴムです。デッサンは、描く作業と消す作業で成り立っているので、
消しカスが付き物です。これも、ひと段落作業が終われば、綺麗に掃除しないと、
次回の制作の気分が台無しですよね。
・掘り下げ
ではどうして、整理整頓ができていないと、絵の出来が悪くなるのかについて、
もう一つ掘り下げてみます。
例えば、不要な情報に意識が奪われるという視点で、見ることができますよね。
制作でも、仕事でも、勉強でも、環境の最適化はとても大切なことで、
整理された環境は意識を望む方向に向かいやすくしてくれます。
これは「思考の整理」とも言えますよね。
初心者は全体のことを俯瞰しながらの制作が難しいので、一点集中だけしてしまい、
確認作業を忘れてしまいがちです。思考の整理ができていれば、
どのタイミングで集中した意識を切り替えて、全体の整理や画面編集すればいいのか、
経験則でわかるようになってきます。
これからの時代ではさらに、AIによる自動化と最適化がされていくと思うので、
こういった力に頼らず、AIでなんとかなってしまう未来が来るかもしれません。
車の運転や買い物の支払いなどのもどんどん自動化がされつつあありますよね。
だからこそ、整理する能力や考え方をあえて鍛えることで、
自分で考えて選ぶ力が養われていくと思います。
最後までありがとうございます。