どうも!講師のHouichiです。
今回はカテゴリー分けすると制作の迷いが減るというテーマで話していきます。
誰でも絵を描いたり、制作するときは様々な選択をしながら前に進んでいるんですが、
どこかでつまずいたり、迷ったりすることってありますよね。
「~の部分はどう描き進めばいいんだろう?この暗さで良いのかな?
この作品は何が良いのだろう?」などなど、いろいろ疑問が湧いたり、迷ったりしますよね。
疑問があることは成長できる可能性があるということで、良いことなんですが、
迷いすぎるのも困りますよね。
この迷いを減らしてくれるのが、経験ともう一つ、今回のテーマである【カテゴリー分け】です。
つまり、分類ですね。なぜならカテゴリーに分けることができると、割り切って理解でき、
そのカテゴリーに合わせて理解して制作することができるからですね。
ではカテゴリー分けをした時に、どういう過程を通して、理解の度合いが変わって
迷いが減るのか、例をあげながら見ていきましょう。
目次
・映画を見る時に感じ方が人によって違う理由は?
・鉛筆デッサンの場合
・そのジャンルの経験が浅くカテゴリーなんて考えられない場合はどうすればいい?
・映画を見る時に感じ方が人によって違う理由は?

まずは映画の場合で考えて見ましょう。
たとえば、マニアックなほど、お気に入りの映画があったとします。その場合、その映画のどの場面がどう展開されて、どこが見どころなのか、きっと自分の中でわかると思うんですね。
これはただ何回も見てきたから印象深く、思い出に残っているからだけではないと思うんです。
記憶を通して、意識的にも無意識的にも映画の要素をカテゴリーに当てはめて
鑑賞していると思うんですね。
例えば、コメディー映画では聴衆から笑を誘うことを狙いとしています。
このジャンルに詳しい人であれば、どのポイントが笑いのツボで、その笑いに至るまで、
どのような流れがあって、どこをあえて緊張させて、どこを緩めるのかなど、
場面ごとにカテゴリー分けしていると思うんですね。
意識的では無いにしろ、なんとなく今は~の場面だなみたいのが、わかっているはずです。
だから、コメディーに詳しい人は、笑いが起こる前からなんとなく、場面の特徴が掴めるので、
詳しくない人が笑わないところでも想像して、笑ったりすることがあると思うんですね。
・鉛筆デッサンの場合

デッサンでもカテゴリーの意識がある場合とないとでは、作品の出来上がりが変わります。
経験が浅いと、今の作業がどうやって完成につながるのかわからず、完成もぼんやりとなり、
迷いが見える作品になっていきます。
今が、どのカテゴリーの作業をしていて、これが何の役に立っているのか、
明確にカテゴリー分けされていて、迷いがなければ、絵の完成にも迷いが減って、
クリアーな作品になっていくんですね。
とはいってもこれは結局枚数を重ねなければ、いけないのも事実です。
しかし、この経験に加えて、慣れていない人でも迷い減らす方法があります。
それはなんなのか次を見てみましょう。
・そのジャンルの経験が浅くカテゴリーなんて考えられない時はどうすれば?

ここが一番切実で、もどかしいところだと思うんですね。
経験を積んでいけば、だれでもある程度、その分野に対して、カテゴリーをもっているのですが、経験が浅い場合はそういうわけにはいきませんよね。
そこで、【仮説カテゴリー力】(造語です)が重要になってきます。簡単に言えば、
直感や勘みたいなものです。勘を働かせると、ある程度先読みをすることができます。
(この道具はなんのために使うのだろう?)や(鉛筆を寝かせて描くのはなんでだろう?
じゃあ鉛筆を立てて使うならどんなときかな?)なのどの疑問に対して、
勘を働かせて自分なりに答えを出してみるんですね。
それがうまくいけば、先生が伝えたかったことと合致しますし、ずれたり、失敗したとしても、
自分で一度考えた方が圧倒的に記憶に残ります。
そうすると、カテゴリー分けも早くできそうですよね。
今回はカテゴリー分けが制作に多くのメリットがあることがわかりました。
勘と経験を両方活用して、あなただけの制作スタイルを築いて素晴らしい作品が作れるようにしていきましょう。またさらに何事でも、この考えを活かしていきたいものですね。
最後までありがとうございます。