どうも!講師のHouichi(鵬一)です。
今回はどうして粗く描いても、魅力的に描けるのか?
について話していきます。
よくピンタレストのアプリで、粗い線や調子で
シンプルに描いている絵やデッサンで、形や明暗が正確だったり、妙に魅力的な
ものがありますよね。
でも、絵を描き始めた人にとっては難しそうですよね。
さて、こう言う粗描きのデッサンや絵はどんなポイントを押さえたら魅力的になるんでしょうか??
目次
・全体の形と明暗の理解ができている
・止め払いの意識がある
・ゴールが見えているので描く部分と描かない部分がわかる
・【全体の形と明暗の理解ができている】
デッサンや絵を描く上で全体の形と明暗を理解することは大切です。
全体の形と明暗の理解ができていないと、どこまで描いて良いのか、
どこを描けば良いのかが見えてきません。
仮に粗くざっくり描いても
ぼんやりした印象になっていしまいます。
けれど、形の特徴的な部分や比率のバランスがどうなっているのか、
について判断する力がつくと、短時間に粗く描いても、
魅力的な絵を描くことが出来るようになるんですね。
例えば木を描く場合がわかりやすですね。
木のような自然物は、フラクタルな構造
(図形の全体をいくつかの部分に分解していった時に全体と同じ形が再現されていく構造)
をしているので、細かく描いてもキリがありません。
なので、粗く描いてもその特徴を捉える力がないとそれらしく描くことが難しくなってくるんですね。
・【止め払いの意識がある】
絵を描く時は線を引いたりしますよね。
仮に画面に色の明暗を塗る時もそれは筆致の集まりで出来ています。
つまりそこには多かれ少なかれ、線の要素があるわけですね。
そして線の要素に[止めと払い]が意識できていることが大切になってきます。
この点はとても書道に似ていますよね。
なぜ止めと払いが重要かというと、意味合いとしては決断できているという感じです。
つまり迷いがない。迷いがないということは、簡潔であり完結されているわけです。
これの逆として迷いだらけの線はどんなに重ねても迷いなので、粗く描いても荒いままで、
魅力がないと言うよりは中途半端に見えてしまいます。
止めと払いができるということは、描くべきポイントを理解している証拠です。
また色の色面も、どの範囲どの強さで描くのか意識することで、粗描きでも
絵が整ってみえます。
・【ゴールが見えているので描く部分と描かない部分がわかる】
粗描きの絵が見えている作品はゴールが見えている作品です。
またゴールが見えているというのは絵の完成が見えているということです。
ゴールが見えた状態で描けば、途中経過も全体を考えながら描くようになり、
途中の段階にも関わらず完成が見えるような感覚を与えてくれます。
そうると粗描きの段階で手を止めたとしてもかっこいい絵に見えるんですね。
ということで今回はなぜ粗く描いても絵が魅力的にみえるのかその秘密を
明らかにしてみました。
枚数を重ねるうちに、描くべき要点が見えてくるので、意識しながら、
描いてみてください。
最後までありがとうございます。 楽しい1日をお過ごしください。