どうも!講師のHouichiです。
今回は「絵の上達には比べることの解像度を上げることが重要」というテーマで話していきます。
絵を描くうえで、形の比率を見比べたり、明暗の対比、色の違いを見比べるなど、
さまざまな差を見比べることが重要になってきますが、いざ実際に注意して描いても、
なぜか思い通りの形と色が描けない、そういった失敗は僕自身もたくさんして来ました。
やっぱり絵の上達には、ただ描く量を増やすだけでなく、「何と何を、どの細かさで比べるか」が重要なんですね。つまり、比べる解像度を上げることが大切です。
こういった問題を解決するためにも具体的な解像度を上げるコツがあればわかりやすいと
思うので、3つを紹介しつつ理解していきましょう。
・基準をぶらさず、比べる数を決める
・ブレる範囲を決める
・速さに注意(描く速さ)
・基準をぶらさず、比べる数を決める。

基準を明確にしてそれをブラさないことは比べる時にはとても大切です。
と同時に、比べる数も絞ることで、同じミスの拡大を防ぐことができるんですね。
例えば明暗を合わせるときは、一番暗い色と一番明るい色を決めます。
そして、他の影を描くときも、最暗と最明の基準と見比べてどれだけの暗さと明るさが
あるのかを決めていきます。
こういった意識が薄いと、たちまち暗すぎたり、薄すぎたりする問題が続出してしまいます。
さらに、どんな要素でも両極が最も重要な基準で大切ですが、これに加えて、
絵で言えば見比べる数を決めることも大切です。
各段階ごとに見比べる数を決めることも大切です。もう一度明暗を例にいうと、
両極基準は変わらず、各段階で、両極以外で5色キーポイントの暗さを決めて、
他の微妙な色味は一旦全てこの範囲にまとめてしまって増やしすぎないことで、
全体の明暗バランスを維持しながら描き進めることができます。
これができた上で、さらに調子の幅を増やせばいいんですね。
・ブレる範囲を決める

そして次に重要なポイント間違いの許容範囲を決めておくことも大切です。
様々な要素を比べることで、正確さは増していきますが、やはり完璧にするのは難しいと言えます。
そして、いつまで経っても、確認と挫折感に苛まれて、作品が仕上がらない、
納得がいかない、みたいなことが起こってしまうんですね。
こういった悪循環を最小限に抑えるためにも範囲を設定することが大切になってくるんですね。
例えば形で言えば、~㎝以内のズレは許容、明度対比であれば、
最低7割近くまでは合わせるなどがあります。
仕上がらない、まとまらない原因は許容範囲の基準が曖昧だと覚えておけば、
楽に制作ができるようになります。
・速さに注意

速さに関しては、↑2つほど重要ではないですが、意外と蔑ろになるところなので、
意識を留めておくことはおすすめします。すぐに効果がでるわけではないからです。
よくこんなふうに描きたいと思って、それに近づけようとするのですが、形、色、質感など、
かなり頑張って描くのですが、何か決定的に違うものを感じる時場合には、速さも要素に含まれるんですね。
私自身も、この要素を軽視した期間があったので、重要さを意識し始めてからやはり、
違いを感じています。
実のところ、視覚的効果は緻密に描く絵であっても、筆致のスピードによる見え方の違いは確かにあって、
この点は粗描きであれば、すぐ気づくところ、緻密に描いた絵は見過ごされがちです。
遅い筆致には遅い筆致の質感があって、早い筆致には早い筆致の質感があるんですね。
だから、スピードを把握しないと、その印象にはならないんです。
さらに、各モチーフの形にも引くべき線のスピードの差があって、例えば、カーブはゆっくりで、
直線は素早く描くと、スムーズに形が描けるなども挙げられます。
ぜひスピードを比べて、ベストなスピード感覚を掴み取ってください。
速すぎてもダメだし、遅すぎても問題が出てきます。
今回紹介した、比べることの解像を上げ、要素をしっかり分解していくことで、
上達が実感できるかと思います。
最後までありがとうございます。