上達には3段階ある

上達には3段階ある

どうも!講師のHouichiです。

今回は「上達には3段階ある」というテーマで話していきます。

絵の制作でもなんでも何かを上達というテーマはある程度ついて回ると思いますし、

受験生であれば、確実です。

けれどもなんだかぼんやりした言葉だと思いませんか?

もっと具体的な状態がわかれば、なんとなく安心したり、腑に落ちたりすることもあるかと

思って今回は話してみようと思います。

やはり3段階に分けると、区切りも良いので、1つずつみていきましょう。

・1 1つの考え方や技術を覚える

・2 1つの考え方や技術を使ってどんな課題でも描けるようになる

・3 学んだ技術や考え方を別分野でも応用できるようになり、勉強力が付く

・1 1つの考え方や技術を覚える

これが一番イメージしやすい状態で、例えば鉛筆を使ってリンゴが描ける、

モチーフを3~5点組んで描けるようになる、その上で技術も確実に付いてきて、

問題なく正確かつ完成のイメージもって描けるようになる地点までは第一段階目です。

ここまでできるようになるとかなり楽しくなります。

そしてここまではしっかり身につけておきたい部分でもあります。

え?まだ先があるの?と思うかもしれませんが、まだ2段階あります。。

・2 1つの考え方や技術を使ってどんな課題でも描けるようになる

この段階では描けるのは当たり前で、ものを見て描くことは一番重要ではなくても

良くなってきます。もちろんその技術を使うことはたくさんあるので、

不必要では決してありません。

重要なのは課題に対して、どのように捉えるのかその想像力と創造力が重要になってきます。

テーマという抽象的な概念を伝えるためには今まで学んできた基礎実技をどのように

活かしていくのか、が問われてきます。

そしてこれは構成課題や総合型選抜などで求められている部分とも重なります。

日々何を思い、何に興味があるのか、なぜ興味があるのか、自主的に考える習慣がついてきます。

この段階は、人によっては育った環境や性格によってすでに培われている場合もたくさんあって、

それを表現する基盤として、第一段階に立ち返るパターンもありますね。

・3 学んだ技術や考え方を別分野でも応用できるようになり、勉強力が付く

ここが一番大切かもしれません。けれどもこれが一番難しいポイントでもあります。

これができるようになると初めてのものでもそれまでの経験の底にある、共通のプロセスとして

捉えられるようになってきます。

美大生(美術大学学生)を例に挙げるとわかりやすいので、これを元に話していきたいと

思います。

美大にはさまざまな学科があって、共通するものは視覚的、触覚的な美意識と創造性を通して、

見る人や使う人に驚きと感動を与えることだと思うんですね。

みんなそれぞれ自分の専攻の知識と周辺知識を一通り学び卒業していきます。

でも学科によっては一概には言えないですが、自分が選んだ分野で仕事する人はやはり一部です。

また分野に近い仕事に就く割合が多い学科を選んだとしても、それが全てそのままの形で

生かされることはほぼありません。

大抵の場合、学んだことが仕事の一部に必要だったり、あるいは考え方やプロセスに共通点が

あるけど,実際の仕事の内容は別のものだったりします。

私自身、運よく画家、美術講師として仕事させていただいていますが、

実務レベルでは大学の専攻分野以外の仕事が半分以上を占めています。

制作や教育だけでなく、営業、コミュニケーション、教室の環境整備、予算の組み立て、

展示先との打ち合わせ、実現できるかどうかのシュミレーション、新しい情報や知識のインプット

など、ただものを作れば良いというわけではありません。

仮に、ある人がイラストの仕事に就いたとしても、制作以外に打ち合わせや、

見積もり資料作成、コミュニケーション、など、さまざまなことをこなしていきますよね。

したがって、どの方向に進むかわからない、あるいは決まっている、大学で勉強する。。。

でもそれだけでは足りないことが社会に出てから、気づくようになります。

これは幸運なことで、まだまだ自分の可能性を高められるチャンスだと思えば、

案外なんとかなったりすると思うんですね。

だからこそ根底には、創造性を生かして、何にでも活かせる勉強力を美術を通して

学んでいってほしいと考えています。

その部分が自分の個性として唯一無二の存在として、社会の中で活躍できるようになっていくと

考えています。

最後までありがとうございます。