どうも!講師のHouichiです。
今回は「得意を伸ばすだけで良いのか?制限の良さ」というテーマで話していきたいと思います。
どんな人でも得意不得意があるのは自然なことで、得意なことを伸ばしていくことで、
その人らしさや個性が出てきますよね。
でもなぜ得意を伸ばした方が良いのか、具体的に考えたことはあるでしょうか?
シンプルに考えれば、得意なことを伸ばした方が、楽で、簡単に成長できるから自分のためにも
周りのためにもなるからなんですよね。
でもこれの根っこの部分は制限をかけるということだと思うんです。
得意を伸ばすと制限の関係性についてもう少し見て行きたいと思います。
・得意を伸ばすは範囲を制限して果てしなく掘り下げること
・制限の良さは欠けている部分と満たされている部分のギャップにある
・得意以外は、気軽に取り組むか無理しないほうがよい
・得意を伸ばすは範囲を制限して果てしなく掘り下げること

得意を伸ばせば自ずとその範囲を掘り下げることになって行きます。
そうすると、他のことを取り入れる量は減っていき、限られた範囲の中で
無制限深めた魅力が引き出されていきます。
得意なことはちょっとしたことでもすぐに反応したり、直さないと気になって
しょうがないような感覚に陥りなやすく、夢中になるようなことで、その時にしたいと
思わなくても、始めてしまえば、納得するまで終われないよな気持ちになりがちです。
例えば私自身は形や透視に対して感度高く理解することができるのですが、
気になる場合はすぐに修正したり、測ったりする衝動に駆られます。
これは無理してするのではなく、形が合ってくると達成感や洗練された感じがするため、
そうするんですね。苦手な人にとっては、苦痛ではありますが、得意な場合は、
まるでパズルゲーム感覚で合わせていくことができるようになります。
また、モチーフの構成や面白い構図を考えるのが得意な人はアイデアが豊富なので、
ここの魅力が自然に開花されるようになります。
色味のバランスを考えるのが好きな場合は、色をいくら混ぜたり、使ったりしても
飽きないこともよくあるものです。
・制限の良さは欠けている部分と満たされている部分のギャップにある

制限の良さは欠けている部分と満たされている部分のギャップです。
かけている部分が返って満たされている良い部分を引き立てることはよくあることで、
勉強の得意科目と不得意科目があるように、制作やさまざまな特性でも同じです。
例えば、形の感度が高い場合は、多少調子が雑でも、それが、カッコよく見えたりもしますし、
一方、色の感度が高い場合は、形の感度が多少弱くても、表現する世界観によっては
それほど悪影響を与えないこともあります。
・得意以外は、気軽に取り組むか無理しないほうがよい

得意なこと以外は気軽に取り組むか、得意な人に任せると物事がうまく進むことが多いです。
絵の制作では大作でもなければ、1人で全てを仕上げることが多いですが、
やはり得意なことにしっかり時間を使いつつ、苦手なことはできることに集中して取り組み、
結果に縛られないようにすれば、充実した制作ができるでしょう。
実は得意なことを伸ばせば、苦手な領域の能力も上がっていくんですね。
絵や芸術の分野では互いの要素が有機的に関わり合っていて、
決して綺麗に分けられるわけではないんですね。
例えば形が得意なら、形を意識的に描き分ける進められれば、結果的に明暗や
色味が豊かになりますし、色の感度やセンスが良いなら、それを積み重ねられれば、
説得力のある形に仕上がることがあります。
得意なことが結果的に他の分野を補うんですね。
今の状態で、できること活かしたり、無意識にできるようなっていく得意なことを
大切にしながら、ぜひ制作に取り組んでいてください。
最後までありがとうございます。