どうも!講師のHouichiです。今回は「質の高い質問をするための意識してい3つのポイント」
というテーマで話していきます。
「どこが悪いのか分からない」「もっと良くしたいけれど、どう聞けばいいのか分からない」——これは、普段の学びや仕事の中で多くの人が感じる悩みではないでしょうか。
わからない疑問を誰かに質問しようと思ってうまく言葉にできなかったり、返ってきた答えが
「自分の求めていたものと違う」と感じたりすることがあると思うんですね。
また疑問の答えを本や資料で検索する場合にも質問力が重要になってきます。
しかし実は、質問の質を少し意識するだけで、得られる答えの深さや方向性が大きく変わります。
今回は、誰でも実践できる「質の高い質問をするための3つのポイント」を
具体例とともにご紹介していくので見ていきましょう。
1「目的」を明確にする
2「前提」を共有する
3「選択肢」や「仮説」を含めて聞く
1. 「目的」を明確にする

まず大切なのは、「何のために質問するのか」を自分の中で明確にしておくことです。
目的がはっきりしていないと、質問も曖昧になったり、
答える側もどこに焦点を当てればいいのか迷ってしまいますよね。
たとえば、「このデザインどう思いますか?」という質問は一見シンプルですが、
目的が曖昧です。改善点を知りたいのか、自信を持ちたいのか、評価を受けたいのかによって、
返ってくる答えは変わります。
ここで「この配色に違和感を感じていて、より落ち着いた印象にしたいのですが、
改善点はありますか?」と尋ねれば、相手は具体的な観点で答えやすくなります。
僕自身も学生時代にはこういった曖昧な質問をよく先生に質問していましたが、
先生は大抵、僕の普段の行動や癖を考慮して的確に答えていただいていましたが、
これが目的をより明確にしていたら、
答える側もより多くの情報を渡しやすかったのだと思います。
目的を一言でまとめると、「相手にどんな情報を求めているのかを自分でも把握しておく」こと。
これが質問の質を大きく左右します。
2. 「前提」を共有する

質問を受ける側は、あなたと同じ情報を持っているとは限りません。
前提を適切に伝えることで、質問の意図がより正確に伝わり、的確な答えを得やすくなります。
たとえば、仕事で「このアイデア、どう思いますか?」とだけ聞くと、
何に基づいて評価すればよいか分かりませんよね。
「横構図で左に余白をあけつつ、かつうモチーフが小さくなりすぎずに、課題テーマを伝え
い。」といった背景を伝えることで、答える側は「その条件なら、風景画や横の流れが印象的な
形に合わせた構成が良いですね」といった具体的な提案をしやすくなります。
ちょっとした情報共有が、相手の理解と回答の質を大きく高めるんですね。
3. 「選択肢」や「仮説」を含めて聞く

ただ疑問を投げかけるのではなく、自分なりの考えや選択肢を添えることで、
質問は一段と具体性を増します。
これは、「質問に対する自分のスタンスを見せる」ことにもつながります。
たとえば、「どこを明るくして、どこの形を直せばイメージに近づきますか?」ではなく、
「今、服を自然に着てしているような印象にするために、肩のしわのラインを直線多めか、
曲線多めで迷っているのですが、~力を抜いているようなにイメージに向いているのは
どちらだと思いますか?」という形にすると、相手も具体的な視点から比較や助言ができます。
また、「自分はこう考えているけれど、他の見方はあるか?」という姿勢を見せることで、
対話が建設的に深まる効果もあります。質問は問いかけであると同時に、
自分の思考の整理にもなるのです。
まとめ
質問は単なる情報収集の手段ではなく、相手の知見を引き出し、
自分の理解を深めるための重要なコミュニケーションです。その質を高めるには、
目的を明確にすること、前提を共有すること、選択肢や仮説を含めることの3つが鍵となります。
日々の会話や会議、学びの場面でも、これらの視点を意識するだけで、
対話や調べ物の内容はより豊かで実りのあるものになるはずです。
質問力はスキルであり、意識して磨いていくことで、あなたの伝える力も受け取る力も、
確実に成長していくはずです。
参考にしてみてください。最後までありがとうございます。