同じ仕上がりを、もっと別の方法がないか考えてみるメリット3選

同じ仕上がりを、もっと別の方法がないか考えてみるメリット3選

どうも!講師のHouichiです。

今回は「同じ仕上がりでも、もっと別の方法がないか考えてみる」

というテーマで話していきたいと思います。

どんな技術や学問にも基本はあり、応用がありますよね。

そして一般的に基本はシンプルで一つ原則があらゆるものに当てはまり、

応用は複雑で、多種多様です。

これを制作やものごとのを進めるときにぜひ活かしていきたいですよね。

登山で例えるなら、エベレストを登頂を目指すならば、

基本は登ることや使う最重要な道具だったりします。

そして、どのルートから登るのか、何人で登るのかは応用と言えると思うんですね。

これを制作にも当てはめてみると視点が広がるんです。

では具体的な例を挙げながら、見ていきましょう。

・塗る範囲

・塗る順番

・消すタイミング

・塗る範囲

塗る範囲はかなりの研究のし甲斐があります。

理由としては1度に塗れる範囲を知っておくことで、さらにスムーズに制作を

進めることができるからです。逆にあえて、塗った範囲を壊して、絵に偶然の質感や効果を

出すことも、塗る範囲を把握してるからこそできるものです。

例えば、全体雰囲気を素早く出すために、目を細めて見たときに、見えない部分を

あえて省略して、1度に塗ってしまう方法があるんですが、慣れてきたら

自然にできるようになって、見える視野も広がっていくんですね。

他に、塗る範囲を狭くして、それを密集させて、点描表現による緻密さも絵の表現として

効果的なこときもあるので、同じ光の表現でも基本を踏まえながら、

普段と異なる方法を試してみることは大いに価値があるものです。

・塗る順番

塗る順番もいつもと変えてみると新たな発見があるかもしれません。

なぜなら、いつも塗っている順番を変えることで、今まで塗っていた方法をが

よかったのか、それとも、変えたほうが良く感じるのかがわかるからです。

今の順番が効果的だとわかるためにも、時々、実験してみるのも良いでしょう。

例えば、鉛筆であれば、出だしの影の面どこまで細かく分割するのか、

いつもより早めに擦るのか、いつもは、濃い色を早めに塗っていたけれど、

先にハイライト以外の薄い色を全体に全部塗ってしまうなど、色々試すことができます。

また着彩では手前から塗るのか、奥から塗るのか、セオリーはありますが、

セオリーを崩してみることで、セオリーの良さと問題点にも気づきます。

・消すタイミング

今度は修正です。消す作業は修正と言えますが、飛躍させると、

白い色を足しているとも言えますよね。

絵の具を足して明るくする場合と、紙や下地を残して明るく見せる場合など、

消し方はさまざまです。

そして、消すタイミングは間違いの形を一般無視して、全部書き進めてから

、間違った形を消すこともできれば、気付いた段階で、消すこともできますよね。

前者は、間違った形を参考にしながら、正しい線を見つける方法で、

後者は、正しい形をしっかり決めて、その延長線上に正しい線があるという考え方です。

どちらも絶対ではないんですが、普段と違う方法を試すことで、

良さと問題点に多く気づくことができます。

ぜひ基本を大事にしつつ、マイナーチェンジを試してみていただければと思います。

最後までありがとうございます。