理論と実践の差を埋めるための3つの方法

理論と実践の差を埋めるための3つの方法

どうも! 講師のHouichiです。

今回は「理論と実践の差を埋めるための3つの方法」というテーマで話していきます。

知った知識を実際に試してみるとよく思っていたものと違うことってよくありますよね。

その場合は枚数を重ねて経験値を増やせば、だんだん感覚のズレがなくなっていくのですが、

いまいちそのプロセスがアバウトだったりすることがよくあります。

例えば 面を分割して影や色を塗るといっても効果的な形や比率、色味で濡れなかったり、

筆圧のコントロールが大事なことをわかっていても、手こずったりなどが挙げられます。

こういった場合主観的には分かったつもりや、やったつもりでも、客観的に見たらあまり

差がないことなんてこともしばしばあるんですね。

そこで今回は理論と実践のギャップを埋めるための具体的な方法を3つ紹介して

問題解決につながればと思います。

・制約をかける

・写真と文字による記録

・模写をしてみる

制約をかけることで、毎回に制作に統一感が生まれ、できない部分やできた部分を

把握しやすくなります。

例えば、時間をかければ作品がよくなることがありますが、必ずしも良くなる

というわけではありません。慣れない時には、一定レベルまで制作が進むと何を

どうやって描くのかがわからなくなるからです。この場合は次の制作に移った方が懸命です。

時間制約に加え、大きさの制約も効果的です。教室ではスケッチブック以外に画用紙を

使う場合はサイズを課題によって固定することがあるように、

これは理にかなった方法の1つなんですね。

1つのサイズに慣れれば、異なるサイズで描いた時にときの違いに気づいて新たな発見があり、

理解が深まることがあります。

・写真と文字による記録

他にも毎回作品を記録して変化を見て行ったり、失敗箇所も文字などで記録すると、

印象に残りやすくなりますよね。

更によかった点も記録できると、ニュートラルに結果を捉えることができるようになり、

成長しやすくなります。

加えて、学んだことを自分に言葉に置き換えて記録することでより定着しやすく

なるのでおすすめです。

これがなぜ理論と実践の差を埋める役に立つのかに関してですが、

やはり観察と制作を経た上での文章は身体的な感覚を思い出させるからです。

記録すること自体が1つの実践ですし、ただ文字を読むのとは違う効果が得られます。

・模写をしてみる

模写をすることで、参考作品の作者がなぜそのような描き方や見方をしたのか、

追体験することができます。

更に、事前に理論を学んでいる場合は、自分が意識してしていることを模写用の参考作品が

活用しているのか、またあったとするなら、どのような違いがあるのかに気づくことができます。

そうすると、自分が取り入れたい部分が見えたり、

どこが足りないのかが見えてきたりしますよね。

理論を学んだ上で実際のモチーフを描いたり、更に模写を繰り返す中で、

模写と実物を描くときの違いがわかり、実物のモチーフを描くときもどうやって

編集しながら描けば良いのか分かってくるようになります。

ぜひ活用してみてください。

最後までありがとうございます。