制作・同じイメージでも全く違った印象を与える方法は?

制作・同じイメージでも全く違った印象を与える方法は?

どうも!講師のHouichiです。

今回は、同じイメージでも全く違った印象を与える方法は?をテーマに

話していきたいと思います。

どんな作品や課題制作でも何をどのように伝えるのかはとても大切な意識です。

絵画、イラスト、デザインに関わらず、視覚的人に伝えるということは

変わりません。

でも同じモチーフを描いても、表現形式によって全く違った印象を与えることはよくあります。

どんな意識をすれば、どんな印象を与えられるのか見ていきましょう。

・なぜ同じイメージでも違って伝えられるのか?

・イメージを感情的に伝えたい場合

・イメージを正確に伝えたい場合

・なぜ同じイメージでも違って伝えられるのか?

ところで、なぜ同じイメージでも違った伝え方ができるのでしょうか?

これはバリエショーンの考え方で簡単に説明がで来ます。

自然現状であれば、季節が変わりやすいのではないでしょうか?

たとえ同じ場所であっても、四季に応じて大きく4つの違いがあり、そして季節間は

月日に応じて無限のグラデーションを醸し出しています。

これは都市の雰囲気でも感じられるもので、それぞれの時期に合わせて

お店の装飾や販売するものも違ってきますよね。

またポケモンゲームで例えるならば、同じポケモンでも色違いがあるように、

同じイメージにもさまざまなバリエショーンがあるわけですね。

そしてこれは作品作りにおいても同じで、

同じものを描いたとしてもほんの少し明暗を強調したり、柔らかくしたり、

デザインでは形のデフォルメ(誇張)や色使いで全く違った印象を与えることが出来ます。

・イメージを感情的に伝えたい場合

さて、イメージを伝える内容は大きく主観寄りか、客観寄りか、の2つに分けることが出来ます。

そして主観の割合が多いと感情的なイメージが強くなります。

特に描きたいモチーフを自分が感じたように描きたい場合、顕著になってきます。

例えば、人物と建物を描く場合、仮に正確な透視図法を取り入れたとしても、

印象的な夕日の印象的なひかりをメインに伝えたいなら、

明暗のデザインした方が良いですし、輪郭も所々ぼやけた方が良いかもしれません。

主観では伝えたい物を強調するする代わりに、それ以外の要素を省略したり、

抑えたりすることが、よくあることなんですね。

・イメージを正確に伝えたい場合

一方イメージの正確性がもとめられるものには証明写真や文化財、遺跡、機材の説明図などが

ありますが、これらは内側の感情ではなく、客観的に物事を伝えなければいけませんよね。

こういった場合は対象そのものを相手に余計な添加をせずに伝えることを目的としているので、

当然工夫も必要になってきます。その物らしい角度は正面の時が良い場合もあれば、

側面の方が性格を正しく伝えられる時もあるでしょう。

物や背景の固有色に偏りがないか、実物に近いか、あらゆる視点から、

客観性を追求する必要があるでしょう。

やはり、作り手は主観と客観を行ったり来たりすることで、本当に伝えたいことが何なのかを

見極めることができます。

例え、客観的に伝えるにしても、動機は主観の時もあるので、やはり、一概には言えません。

まとめると

同じイメージでも感情を重視するのか,正確性を意識するかで自然と違った印象を

与えることができるんですね。

ちょっとした意識の違いで伝える印象が変わることを知っているだけでも、

創造の幅が広がります。

最後までありがとうございます。