画力上達法・異なるジャンルからヒントを見つける

画力上達法・異なるジャンルからヒントを見つける

どうも!講師のHouiciです。今回は異なるジャンルから画力上達のヒントを見つけるというテーマで話していきます。美術受験生(予定)は特に覚えておいてください。

一見全く違う分野でも、抽象度を上げていくと共通する課題がよくあるもので、これを知っていれば、いろんなジャンルの考え方や知識を、絵や作品の制作に活かすことができますよね。

意図しない場面で偶然ヒントを得ることに関する有名な話で言えば、

ニュートンの万有引力があります。リンゴが木から落ちる様子を見て、地上にあるものは地球の引力に引っ張られるということを発見して、その後の科学の発展に大きな貢献をしました。

ジャンルは選ばずに、偶然を待ってもいいですが、選ぶなら、近いジャンルを意識的に絞って見るのも有効です。

なので今回は比較的近いジャンルからヒントを得ることに焦点を絞って考えていきたいと思います。

目次

・ヒントはどうやって見つける?ファインアート・デザイン・イラストの3つを横断的に学ぶことで得たもの

・見つけたらどう活かせばいい?

・一つだけにこだわりすぎないことも時には必要

・最終的には作っていく中で分かってくる

ヒントはどうやって見つける?ファインアート・デザイン・イラストの3つを横断的に学ぶ事で得たもの

ファインアート(美術)やデザイン、イラストには全て共通するとことがあります。

全て視覚芸術でくくることもできますし、それぞれの分野独自の価値観に焦点を当てれば、

各分野の輪郭がはっきりしてきます。

なので、今学んでいる分野で何か行き詰まっていることや解らないことは、

もしかすると他のジャンルの中にさらにわかりやすく見えてくるかもしれませんよね。

僕の場合で言うと、元々物をみて素直に描くことが好きで、大学で学んできた内容も

絵画だったのですが、初心者だった頃はよく先生に絵がまとまっていないと言われていたんですね。

そこで絵が一つの表現として完成させるヒントを学ため、デザインの分野を学ことにしたんですね。

細かいところまで観察して描くことを得意とする僕にとって、絵の骨組みや構成に弱さがあったのです。

そして、デザインは無駄を削ぎ落とし、必要最低限の構成要素で見る人に内容を伝えないといけません。

足し算だけだった自身の絵が、デザインを学ことで引き算を学んだような感覚でした。

画面を編集してまとめることがなんなのか、理解できた瞬間でした。

・見つけたらどう活かせばいい?

他の分野で見つけたヒントはその要素を7:3の割合で活かすと迷わないかと思います。

割合としてはデザイン要素7:絵画要素3や、絵画要素7:デザイン要素3といった具合です。

とちらの比重が傾いている方が、中途半端にならず、集中して実験したり、試行錯誤できるんですね。

ポイントは他分野の要素を一つだけ自分の分野に取り入れてみることです、

自分が発見した、あるいは理解した要素の本質的な意味、例えば、色面分割や形の切り取り方、

形の誇張、これらのうち、一つに絞って練習してみると理解ししやすいでしょう。 

どちらにしても全ての分野は共通する部分がたくさんあるので、一つだけ取り入れても、

そんなに不足することはないんですね。

・一つだけにこだわりすぎないことも時には必要

特に今では一つの分野だけにこだわるのは絶対の正解ではなくなりつつあります。

そしてこの現象がどんどん細かい部分にまで及んでいて、例えば絵を描きながら、

文章力が必要な時もあれば、Adobeなどの画像編集ソフトを使う必要な時もあります。

はたまた、AIアプリで作業を効率化したり、人や場所に会いに行ったりと、広報や宣伝も

考えなければいけない場合もありますよね。

一つだけにこだわるだけでは成り立たないことが解るかと思います。

自分にとって本当に大切なもの以外は流動的に順応していくと、思ってたよりも望む成果が

出てくる確率が上がるでしょう。

考えてみるとこう言うことは義務教育や仕事の範囲に限れば、多くの人が経験しているはずなのですが、

ことふんわりよく解らないことや憧れているだけのジャンルではこの考えが抜け落ちる場合が多いと思うんですね。

・最終的には作っていく中で分かってくる

様々なジャンルを横断的に学ことで得られたヒントはすぐに使いこなせなかったり、無駄だったり、失敗もたくさんあると思います。

けれども、どこかある時点で使えるようになったり、本当の価値に気づくことがあります。

それは知識だけでは補えない、体感や感覚であることがあるんですね。

ぜひ懲りずに、一見余計で無駄だと思うことも、興味があったら積極的になことも学んでけいると良いですね。

最後までありがとうございます。