どうも! 講師のHouichiです。
今回は 「絵の上達は、描いていない時間にもできる理由とは?」
というテーマで話していきます。
絵や制作って描いている時が一番伸びるんじゃないの?と思うかもしれないですが、
実は描いてない時の意識もとっても大切です。
なぜなら「観察と意識」が制作の大半で、それに追いつくために、手の練習をするわけですね。
そうすると、やはり、何をどうやって見るのかに目を向ける時間が多い方が良いですよね。
意識の研究でも人間は自分が見たいものを見る仕組みを持っていて、
それ以外は見えていないそうです、振り返ると、毎日日常を過ごしているけれど、
何を見ていたかなんて全く記憶がない場面の方が多いですよね。
そう考えると何気ない日常で余った時間にイメージトレーニングや、
ものを観察する練習をすれば、絵の上達につながっていくんですね。
そこで今回は目でものを観察するときに意識したい3つのポイントを紹介していきますので、
思い出した時に、移動時間などに活用してみてください。
1 一番の特徴を見つける
2 パースを見る癖をつける
3 制作プロセスを脳内でイメトレ
1 一番の特徴を見つける

ふとしたスキマ時間に人物や動物、建物を観察してそれを分析、記憶することは勉強や仕事で
疲れた脳をほぐして、右脳を活性化させて、リフレッシュするのにも役立ちます。
その上、絵の上達にも効果的だと尚更良さそうですよね。けれども漫然と見ると、
あまり効果的ではないんですね。やはり、“見る対象の一番の特徴を見つける意識で見てあげる”
と、イメージの観察力も上がる上に、イメージの記憶力も上がってきます。
実際にものを見て描く場合も厳密に見れば、見たものの記憶を頼りに画面上に
描いているわけですので、この練習はかなり効果があります。
実際に西洋の美術アカデミーでは19世紀に記憶だけを頼りに、どれだけ正確にイメージを
再現して描けるかを鍛える授業があるくらいです。
では一番の特徴はどう見つけると良いか、ポイントは比率や尖っている部分、形が曲がる部分の
特徴を見つけてあげるとイメージの印象が掴みやすいでしょう。
または色合いや明度の対比も覚えておくと、記憶を思い出しやすいので、ここも見るポイントです。
こういったポイントを押さえて意識的に見る癖をつけると、
短時間でもイメージの特徴を捉える力が身につくようになります。
2 パースを見る癖をつける

次にパースです。パースはパースペクティブの略で、遠近法のことです。
奥のものが小さく、手前が大きい、そして、視線に近いほど、面が平たく、遠いほど、
面が起き上がって見える、こういった意識で対象を見ると、空間は描く能力を鍛えられます。
理論はわかっていても、実際に感じる力が足りないがために、パースが合わなかったりするので、
こういったものの見方を意識する習慣をつけると、説得力のある空間を描くことができるようになります。
3 制作プロセスを脳内でイメトレ

最後に、これらの、ものの観察に加えて、実際に脳内で絵を描いて見るのも良い練習です。
見たいイメージを鉛筆で描いたら、どのプロセスで進めたら効率が良いのか、絵の具だったら、
どの順序で塗ったら良いのか、イメージトレーニングするんですね。
初めは慣れないこともありますが、慣れると、現実の世界が、デッサンの調子や絵の具の色に
見えるような錯覚があります。
こういったイメージトレーニングを積み重ねると、実際の制作がスムーズに進んだり、
スピードも上がったりします。
ぜひ絵を描かない時間の過ごし方を制作に役立つ時間として活用してみてください。
最後までありがとうございます。