どうも!講師のHouichiです。
今回は「もし1日にたった一つだけできることを積み重ねたら、、、」
のテーマで絵を上達させるコツを解説していきたいと思います。
突然ですが、1日に学んだことを次の日にどれだけ覚えているでしょうか?
エビングハウスの忘却曲線
一つの参考として、ドイツの心理学者のエビングハウスが提唱する「エビングハウスの忘却曲線」によると、人は記憶したことの50%を1時間後に忘れてしまい、24時間後には約70%を忘れてしまいます。
1ヶ月後に覚えていることはゼロに近いそうなんですね。
つまり私たちは気を抜いてしまうとすぐ忘れてしまうわけです。
2〜3回失敗を繰り返したり、あるいはそれ以上に繰り返してしまうものです。
私の場合
それは私が画学生のころでした。漠然と先生の講評を聞いていたときです。先生がわかりやすく解説してくれたので、「なるほど〜そうすればいいんや〜」気持ちが高まって次はできるかもと思いましたが、案の定次の日には綺麗さっぱり忘れてしまいました。(苦笑)
私たちがすぐにものを忘れてしまいがちなことを踏まえて、繰り返し覚えていくことが大切だということがわかって来たかと思います。
そして、もし1日一つだけでも覚えていくとどうでしょうか?
一年後にはかなり成長していそうですよね。
もうひとつ例があります。
【1.01の法則】
【1.01の法則】があるのですが、この小数点がみそです。
例えば1に一年の日数である365乗を掛けても1ですが、→(1×1×1×1×……)=1
1.01に365乗を掛けると37・783434……になるんですね。→(1.01×1.01×1.01×1.01×1.01……)=37・783434……
つまり、「毎日まいにち1%ずつできることを増やしていくと1年後には約38倍成長」しているわけですね。
逆に0.99の365乗はどうでしょう。。(0.99×0.99×0.99×0.99×0.99…..)=0.025
つまり毎日1%つずつサボっていくと一年後には0.025%になってしまいます。
この2つの差は実に1500倍以上なんですね。コツコツ積み上げることの大切さが分かってきますよね。
解決方法
では講評をしたことを忘れずにしっかり覚えて身につけるにはどうすれば良いのでしょうか?
1つの方法として、講評をメモに記録して、復習してみることです。
メモは適当なメモ帳に手書きですると良いでしょう。それから描いた絵を写真に撮っていつでも振り返られる様にします。
また、復習は大きい紙やキャンバスに描くと大変だと思うので、B5〜B6サイズの小さめのスケッチブックで描いても良いでしょう。
大きいサイズを想像で補いながら、小さいスケールで描いて基礎力を上げつつ、弱点の補強にもなるわけですね。絵はできるスケールで段階的に描いていくことで、いつの間にか上達しているものです。
そして1日一つだけ覚えて、できる様にしてみてください。もちろんすべて一回でできないかもしれませんが、そのつもりでトライするだけでも変わってきます。
ぜひ参考にしてみてください。
最後までありがとうございます。楽しい1日をお過ごしください。