サイズを変えても同じように描けたら、前よりも上達している

サイズを変えても同じように描けたら、前よりも上達している

どうも!講師のHouichiです。今回はサイズを変えても同じように描けたら(作れたら)、前よりも上達するというテーマで話していきたいと思います。

大抵のことは上達したら、サイズやスケールを広げてできるようになりますが、

絵の制作でも同じなんですね。

例えば、一色を均一に画面に塗るだけでも、かなりの集中力や技術が必要です。

これが大きいサイズになればなるほど難しくなるんですね。

では小さいサイズから大きいサイズに変えて制作できるようになるには、

どんなことに気をつけて、練習すれば良いのでしょうか?

目次

・量やサイズについて理解しながら描く

・離れてみる癖をつける

・小さめのサイズで徹底的にできるようにしておく

・量やサイズについて理解しながら描く

特に大きいサイズに変えて制作する場合は必要な材料の量と割合を熟知していないといけません。

デッサンでよくあるのが、サイズを大きくして描くと、色が薄くなったり、

濃くなったりすることです。これは鉛筆をどのぐらいの量、どのぐらいの筆圧で

画面に乗せれば良いのかが、まだ曖昧な時に起こる失敗例です。

画面が小さいと、狭い視野でも全体を把握しやすいのですが、画面サイズが大きくなると、

なかなか意識が全体まで回らないんですね。

つまり今塗っている色や鉛筆の量が全体に対して、どれぐらいで見えているのか、

がわかっていない状況です。

けれども、小さいサイズでしっかり鉛筆を使う量や鉛筆の線の長さを理解していれば、

それを同じ割合でそのまま拡大したら、どれぐらい鉛筆の量や線の長さを変えれば、

わかってくるんですね。

これは絵の具を使う場合はさらに顕著になってきます。

絵の具の量や筆のサイズで同じような形や色を塗っても全く見え方が変わってくるんですね。

これがスケールを拡大した時に同じように絵が描けなくなってしまう原因の1つです。

・離れてみる癖をつける

できることのサイズを拡大して同じように描くには離れて作品全体を見ることが不可欠です。

なぜなら、離れた方が作品全体が視野に入り,どのように見えるのか、

修正した方が良い部分がすぐに見つかり、作品を正確に把握することができます。

ある程度大きいサイズで描くときに、離れて見ないということは、井の中の蛙のごとく、

1ヶ所を見た時にその周りが視野から外れて、

画面全体の中での見え方が分からなくてなってしまうんですね。

やはり、描く時の姿勢でその人がどれくらい描けるのかがある程度分かるんですね。

ある程度というのは、初めの方は姿勢だけ取り入れて、身になっていないパターンも

あるからです。

とはいえ続けていけば、必ず変わってくるので、離れて絵や作品を見る習慣を身につけましょう。

また、試験や場所によっては画面から離れられないという条件もあるんですが、

その場合は少し手で持って、後ろに身を傾けてみたり、

離れられるだけ離して画面全体に意識を広げるようにして見ましょう。

意識を広げるだけでも効果があります。描いているところだけでなく、

周辺視野にも意識を広げます。

いずれはできるようになることなので、今から意識してみましょう。

・小さめのサイズで徹底的にできるようにしておく

サイズを拡大してできないわかりやすい理由としては、単純に小さいサイズでもまだ慣れていず、出来が甘いということもあります。ある程度はできていても、

少しのズレや問題が大きなサイズで制作すると、さらにズレて、問題も拡大するんですね。

なのでまずは初めての場合や苦手な部分は小さいサイズで徹底的に練習して、

慣らしてからサイズを大きくすると上手くいきやすいですよね。

今できていることも、続けていけば自然とスケールが大きくなっていくので、

心配せずに取り組んでいけば良いと考えています。

今回紹介した性質を知っているだけでもかなり変わってくるので参考にしてみてください。

最後までありがとうございます。