どうも!講師のHouichiです。
今回は絵や作品を作る上で慣れは気をつけた方が良い理由を3つ紹介していきます。
最近私自身が実感したことでもあるので、この機会に共有できればと思います。
さて以前も、習慣化が絵の上達や成長に効果的と言ったことがあるんですが、
どうやらこれも定期的に振り返った方が良さそうです。
というのも人は習慣の奴隷と言われるぐらいで、習慣化でも長期間続けると、
どこかで慣れが惰性に変わってくることはよくあるんですね。
なので、習慣は適度の振り返りや調整をすることで、
良い意味で活用していくことができます。
では具体的にどうの点を気をつけるのか見ていきましょう。
目次
1 効果的な部分に頼りすぎていないか
2 慣れと求めるものを混同していないか
3 変化に気づくための慣れ
1 効果的な部分に頼りすぎていないか
まず慣れはやはり、習慣化できてないものや、始めたばかりのことを
楽にできるようになる一つの収穫と言えます。
慣れは必要な部分にうまく活用することで脳の消費するエネルギーを減らし、
他に集中したいクリエイティブなことにエネルギーを注ぐことができるので
必要なことではあるんですが、これに頼りすぎると、
マンネリや錯覚を起こしかねないんですね。
例えば、制作で一つの過程を学んでいったとします。初めの方はもちろん慣れていないので、
作業もおぼつかないですよね。けれども、だんだん注意して作業の感覚が身について、
かつ習慣になっていくとある日、急に簡単にできるようになるんですね。
けれどもこの、できるようになったことに甘えると、だんだん精度が甘くなって惰性で絵を描いてしまいます。
これを防ぐためにも、簡単にできるようになった後も、新しいアプローチや改善点を
さがしつつ、もっとできることはないか追求していくことが大切です。
2 慣れと求めるものを混同していないか
2つ目の理由として慣れは求めるものと混同しがちだからです。
例えば、描きたいイメージがあって、それを形にするために練習してたことがどこかで、
これぐらいで良い、であったり、練習自体が目的化したり(わかっていれば問題はないが)
することがよくあるんですね。
私はこれに気づいて抜けるために5年ぐらいかかりましたし、この期間は誰にでもあるもので、
決して珍しいことではありません。
本当に求めるものがわかっている場合と、わからない場合はどちらもありますが、
少なくとも、今していることにはまだまだ可能性があって、現状に甘んじないことが
制作においては大切になってきます。
3 変化に気づくための慣れ
変化に気づくには一定の変わらない習慣を持つことではっきり見えてきます。
つまり、何かを固定すれば、それ以外の変化がより目立って気が付きやすくなります。
習慣を実験のために使って、どんどん変化楽しみながら求める世界観を作品にしていきましょう。
やはり、良い作品にはある種の緊張感や充実感があるんですが、
それは出来るかできないかのせめぎ合いの中で生まれるんですね。
これにはやはり、今の実力から一歩先をチャレンジすることで
実現していけるのだと感じています。
最後までありがとうございます。