絵の練習は何から始めればいい?

絵の練習は何から始めればいい?

どうも!講師のHouichiです。

今回は絵の練習は何から始めればいい?と言うテーマで話していきます。

一つに絵の上達と言ってもその方法は色々あり、真逆の方法だってあります。

特に今は情報が溢れかえっている時代なので、迷わない方が少ないですよね。

そんな中で一体何から練習したら良いんでしょうか?

結論を言ってしまえば、描きたいものを描きたいように描いたらいいんですね。

ちょっと待ってください。。

もし描きたいものがある場合はこうすればいいのですが、

「私はまず描けるようになりたいけど、何が描きたいかがわかっていないんですが。」と言う

声も聞こえてきそうですね。

その場合はもう一つの方法があります。

それは「自然物と人工物をバランスよく描くこと」です。

けれど、なぜこうした方が良いのか?

目次

1 自然物と人工物を両方描いた方が良い理由

2 自然物を描くポイント

3 人工物を描くポイント

1 自然物と人工物を両方描いた方が良い理由

自然物と人工物の両方をバランスよく描くことで絵の上達が速くなります。

何故かといえば、それはそれぞれが互いの良い点と問題点を補い合う関係だからです。

自然物のメリット

自然物を描くメリットは直感的に形をとらえる能力を高め、複雑なものをどのようにして省略して自然に見せるのかを鍛えることができます。

仮に植物や風景、人物を描こうと思ったら、どんなに細かく描いてもキリがないですからね。。

自然物のデメリット

一方、自然物を描くデメリットというと、やっぱり直線や透視図法が蔑ろになりがちな部分です。

特に3次元の立体的でリアルな空間を描写したい場合は透視図法が重要になってきます。

けれども、自然物は厳密に見ると形が複雑過ぎるゆえに、透視図法の意識を忘れてしまいがちで、意識したとしても、経験が不足すると不自然になってしまいます。。

人工物のメリット

この透視図法を鍛えやすいモチーフが人工物なんですね。例えば工業製品であれば、直線や楕円など透視を意識しなければ描けないパーツばかりです。

間違いは簡単に見つかりやすいので修正もしやすいんですね。

工業製品で透視図法や直線、機械的な曲線などを練習することで、自然物の透視も的確に捉えられるようになります。

人工物のデメリット

工業製品などの人工物のデメリットは曖昧で微妙な柔らかい印象を描く能力が上達しにくい

と言うポイントがあります。

そこで、これを補うためには自然物を描くことが大切なんですね。

つまり自然物と人工物を両方描くことが絵の上達には効果的ということが言えます。

ではそれぞれを練習するときは何を気をつけたら良いんでしょうか?

・自然物を描くポイント

自然物を描く時のポイントは自然の法則を読み解くことです。

簡単にいえば食べ物でも生き物でも共通している部分は派生して伸びているということです。

つまり、根っこがあり、幹があり、そして枝葉があるということです。厳密には種があるのですが、ここではあまり言及せずに進めます。

根っこ形が形成される根本ですね。木や野菜で言えば、根っこを元に形が形成され、幹から、枝葉へと伸びていきますよね。

これが、人や動物で言えば、頭部や胸部で、そこを中心に腕や足が伸びていき、手や足の指先へと広がっていきます。

これら自然物は実は全て共通しています。そして、根本から先に広がっていくにつれて、

だんだん増えていき、小さくなっていきます。

つまり、この法則に基づいて形を自然に捉えていけば、自然物の特徴が描けるようになっていきます。そして意識しすぎないことで硬くならず、柔らかい表現が出来るようになるでしょう。

より詳細な部分は実際描きながら学ぶことが大切です。また短期間で実力アップを目指すなら指導も必要になっていきます。

・人工物を描くポイント

人工物を描く時のポイントは直線が繋げながらで良いので、しっかり、直線が引けること、

楕円が正確に描けること、透視図法を理解していることが大切です。

特に透視図法が大切で、1点透視図法と2点透視図法、3点透視図法を理解できると

良いでしょう。

とんな工業製品を描いても、透視の変化が捉えられる必要あります。

そして、透視図法の共通点は奥に行けば小さくなる、そして、視線と水平になる位置から

遠ければ遠いほど、図形の面の形が明確になり、角度が急になります。これを意識してみてください。

以上が絵の練習を始める時におすすめのモチーフです。

自然物と人工物を両方練習する意味もわかったかと思うので、ぜひ両方にチャレンジしてみてください。

最後までありがとうございます。楽しい1日をお過ごしください✨