【デッサンを見た通りに描いてはいけないのはなぜ?】
どうも!講師の鵬一です。絵を描いたり絵をを教えたりしています。
今回はデッサンを見た通りに描いてはいけないのはなぜ?というテーマで話していきます。
・見た通りにデッサンを描いているつもりでも、何故か平面的になる
・輪郭が奥に回り込んで行かない
・むしろ輪郭が内側よりも目立つ
こんな問題はないでしょうか?
これは絵画空間を演出する方法を知らないために起こる原因でなんですね。
これを解決するための3つの考え方をご紹介します。
1 輪郭を明暗の変化で見る
輪郭は見た通りに描いて良い時といけない時があります。
わかりやすく言うと、背景も含めて描く場合はそのままの輪郭の見え方を描き写せばよいのですが、紙の白(白抜き背景)を背景に描く場合は
そう言う訳にはいかないんですね。
白抜き背景で輪郭を描くときは光側を明るく影側を暗く、反射光を反射光の色になる様に輪郭線にも強弱をつける必要があるんですね、
そうやって、空間に置かれているような印象を出すことができる様になります。
2稜線と反射光を意識する


白抜きの背景でモチーフを描く場合は稜線の強さと反射光の強さを編集しなければ行けません。
例えばガラス質のモチーフは見たまま描くとどうしても平たく、平面的な印象的になってしまいます。これを立体的にデッサンするには、稜線を意識的に描いて明暗を強調する必要が、でてきます。
また反射光も白抜き背景では空間に置かれている様に見せるために必要な要素で、これも実際より明るめに、描いた方が良いでしょう。
なぜなら白抜き背景は現実の背景よりも明るいですよね。
そうするとモチーフの回り込みや輪郭など、反射光を受ける面は実際より明るくしないと不自然になるんですね。
3空気遠近を強調する
最後は空気遠近なんですが、これも実際見えた感じよりも、前のものはより明暗対比を強く
後ろはより明暗対比を弱くしないと
空間が感じにくなります。
やっぱり、平面に三次元の空間を再現するにはトリックが必要で実際よりも多少大袈裟に
した方がいいんですね。
とは言え、差がありすぎも問題ですが、意識することが大切です。
ということで、今回はデッサンが平面的に見える原因について掘り下げてみました。
まとめ
1 輪郭を明暗の変化で見る
2稜線と反射光を意識する
3空気遠近を強調する
参考にしてみてください✨
最後までありがとうございます、では
また次回会いましょう。