どうも!講師のHouichiです。
今回は「美大受験難易度について勘違いしやすいこととは?」と言うテーマで
話していきたいと思います。
さて美大受験に対してはどういうイメージを持っているでしょうか?~大学は難関校、
~大学は受かりやすいなど、いろいろ情報は飛び交っていると思いますが、
実際のところはどうなのか、疑問もあったりしますよね。
そこで今回は有名大学に行かなければいけないのか、あるいは他にどんな選択肢があるのか、
そこも合わせて話していきます。
・美大の難易度は相対的
・難関校とそれ以外に入った時の違い
・美大対策のポイントと美大以外の選択肢
・美大の難易度は相対的
美大の難易度はいくつかの分け方があります。
1つ目は、大学ごとの難易度で、これは大学全体の平均的レベルが高ければ高いほど、
難易度が上がります。これは一番思いつく点ですよね。
次に専攻ごとの難易度があります。それはその専攻の受験者の母数が多いと難易度が上がり、
母数が少なければ、難易度は下がります。
この要素が意外と見落とされやすい部分でもあります。例えば、各美大によっても専攻ごとの特徴
が違っていて、~の専攻は~大学の方が優れていて、盛んである、や、
~なら~大学の方が力を入れているなどがあるので、一概に大学名だけ選んで受験すれば良いとも言い難いんですね。
例えばキャラクターデザインや漫画、イラスト分野は関西の大学が盛んで、
各大学の特色が出ていますが、関東では学べる大学が少なく、漫画などの専攻に関して
比較的有名な大学は東京工芸大学1校程度にとどまります。
つまりほとんどがデザイン学科で自主的に学ぶことができるぐらいで、やはりアニメや漫画、イラストに関しては全国的に専門学校の方がメインである状況です。
つまり各大学の特徴や特色をしっかり調べたり、オープンキャンパスに行くことで、段々と正しい判断ができるようになるわけですね。ここが勘違いを生みやすい点と言えます。
最後は主観的な部分が含まれますが、受験生自身の受験対策に入るまでの独学期間や、打ち込む姿勢によっても感じる難易度は変わっていきます。
この辺りもやはり、積み重ねた量が大切になってきます。
・難関校とそれ以外に入った時の違い
では難関校とそれ以外の大学に入った後の違いついては、やはり、私の経験や指導を通して
見てきたことを元に考えれば、学生の学び方や制作に打ち込む姿勢に違いがあると言えます。
理想はどのような場所でも自己管理がしっかりできていることですが、現実的にはやはり、
入りやす過ぎる大学や専攻は注意が必要です。(推薦は例外があります)
難関校でないといけないわけではないですが、しっかり準備対策して、
ある程度の難易度がある大学や学校に行った方が、周りも優秀な人が多いのが事実です。
仮に理想の学校に行くことができなかった、行った学校の周りの環境に影響を受けてしまうかも、と感じるならば、しっかりその中で※様々意味で優秀な人※と関わるようにしたり、
先生と多く話す機会と持つなど、他にも大学の外で活動している人の話を聞いてみることなども
良いかもしれません。
とにかく自分で環境を選ぶことが大切になってきます。
※優秀の定義は多様であるため
・美大対策のポイントと美大以外の選択肢
ではもし受験を考えて準備するときはどのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか?
また美大以外にどんな選択肢があるでしょうか?
まず対策のポイントに関しては、受けたい科目があるならば各大学のWebページを見にいき、
専攻や学科説明をしっかり調べていきましょう。まだ学科が決まっていない場合は
知っている大学や学科の種類から検索すると良いでしょう。
そして行きたい大学や学科、専攻が決まったらその大学のオープンキャンパスにいきましょう。
私自身は高校1、2年の時に関東の美大を受験したいと考えていたので、休みの日に、一度は見学するようにしていました。そうすると、実際に大学にいる自分がなんとなくイメージできたことを覚えています。
やはりこうしていきながら、学校や専攻の雰囲気が自分に合っているのかがわかるようになるので、入った時のギャップが減ります。
またオープンキャンパスでは現役美大生もスタッフでいたり
する大学もあるので、お話を聞くこともできることでしょう。
次に美大以外の選択肢については一般的には専門学校に通う人が多い傾向にあります。
特に、イラストや漫画、アニメーションの専攻は通う学生が多くいます。
また美術学科で造形について学びたいは弟子入りや、
美大以外に進学し独学で学ぶ人もいるようです。
大学では美術や技術だけではなく、人間関係の構築や、レポートや発表など、
様々なスキルを体験できる上に、様々な分野で活躍する人の公演を聞く機会にも恵まれています。やはり視野を広げ、望めば人生の選択を広げてくれる場所です。
ぜひ悔いのない選択ができるよう。1つ1つの選択を大切にしていけるよ良いですね。
最後までありがとうございます。