髪の毛の描き方を徹底解説!さらに要点も簡単にお届けします

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油絵具で描く絵画作品
油絵の具で描く絵画作品

髪の毛は体の中でも特に長さや形を自由自在に変形させることができる要素ですよね。これは絵を描くときにとても便利なんですね。付け足しても、減らしても不自然になりにくいわけです。

でも、頭の形を意識しないで描くと、意外と不自然になってしまうことがあります。。また特にショートヘアーの場合は頭の形を意識することで、自然に描けるようになるんですね。

そこで、今回は髪の毛を描くときの共通するポイントを紹介し、それからショートヘアーとロングヘアーに分けて、描くポイントを解説していこうと思います。

目次

・髪の毛を描くときの基本ポイント

・ショートヘアーを描くときのポイント

・ロングヘアー(巻毛)を描くときのポイント

・髪の毛を描くときの基本ポイント

頭の形を理解して描く

髪の毛を描くときは頭の形を理解することで描きやすくなります。特に少し斜めの角度で髪を描くときは重要です。ポイントは頭の後ろは頭の前よりも広いことです。

これを意識して髪の毛の広がりに変化をつけていくと自然な髪の毛を描くことができます。

生え際を捉える

髪の毛を描くときは生え際を早めに決めてしまいましょう。そうすることで毛の流れを気持ちよく描いていくことができます。

また生え際が決まったら、毛先の変化を優先して描いていきましょう。やっぱり、生え際と毛先がしっかり描かれていると、髪の毛は完成して見えやすくなるんですね。

毛の方向を多様にする

髪の毛は全体の流れは頭上から伸び、長くなるにつれて下へ垂れ下がるんですが、同じ流れの中に多少違う方向の髪の毛の流れを描いてあげると、堅苦しさがなくなり、生き生きした髪の毛を描くことができます

では制作過程をどうぞ!

1 まずは頭の向きと形を決め軽く顔のパーツを決めます。

2 頭の上には髪の生え際を決めます。それに沿って毛の流れを決め、毛先も決まります。

3 さらに下まで描きます。生え際と毛先が決まれば、間の毛は多少はしょりながら描いても自然に見えます。

4 完成です。

続いて紙に毛の流れを描く過程をどうぞ。

髪の毛の縦の流れに少し、斜めの毛を描いてあげると生き生きした感じが出てきます。

下は毛数を減らした時の場合

・ショートヘアーを描くときのポイント

頭の形を特に意識する

ショートヘアーは特に頭や顔の形がよく見える髪型なので、特に頭の形を意識する必要があります。ストレートの髪なら、生え際と毛先までの流れを頭に沿わせていきましょう。

前髪の変化にこだわる

またショートヘアーはさっぱりした印象があるので、前髪の微妙な変化を拘って描いていきましょう。特に毛先のちょっとした分かれ目や、癖のある部分を描いて変化をつけていきましょう

あそび毛を工夫する

あそびのある毛は生え際や輪郭部分に描いてあげると髪の毛の印象が軽くなり、フワッとした髪に仕上がります。全体の形がある程度描けたら、仕上げに描いてあげましょう。

続いて制作過程をどうぞ!!

1 まずは楕円を描いて頭、顔の大きさや位置を決め、目鼻口の位置をざっくり決めます。

2 次に髪の毛のボリュームや左右の揺らぎを意識して、前髪、顔をラフに描いていきます。この時点で髪の土台はほぼ決まるんですね。

3 ラフ線を描いたら、一度柔らかいねりゴム(ねり消し)で薄く見えるぐらいまで消します。

3 前髪から清書(本書き)します。ここはショートヘアーのポイントになるので、太い束や細い束など変化をつけましょう。

4 続いて、髪の毛に当たった光をせんでザクザクと描いて表現します。ポイントは手前ほど線は薄くし、回り込みに近づけば、近づくほど、濃く描いていきますまたギザギザの線の流れは下の半円を描いているのが分かりますよね。こうすることで、光の変化や頭の丸みを出すことができるんですね。

5 続いて、輪郭あたりのあそび毛を描いて、軽やかな印象を出してあげます。毛先は少しカールするとおシャレですね。

6 頭頂の生え際をさらに描き込み完成です。

・ロングヘアー(巻毛)を描くときのポイント

毛の流れを活かす

ロングヘアーは髪の毛の流れを活かすことでより自由度のある髪の毛を描くことができます。特に巻毛のようなカールした髪を描くときは流れを工夫することで楽しく描くことができます

具体的なポイントとしては螺旋(らせん)を大胆に描いてあげることです。髪の毛の真ん中辺りからカールが大きく、激しくなり、毛先にいくにつれて、少しずつ小さく緩やかになっていきます。そして毛先ははねた感じを意識して描いてあげましょう。

平面的に処理してみる

ロングヘアーを描くときも頭の形を意識するんですが、先端い行くにつれて、自由度が大きくなるんですね。なので、立体的な部分を無視して、自由に髪の毛を描いてあげると楽しくなります。多少平面的に考えて、色々なシルエットをデザインしてみましょう

束で捉えることで素早く雰囲気を出す

髪の毛は一本ずつ描いていったら大変です。例え写真のように描く場合であっても、まずは簡単な束にまとめて描いて雰囲気を作り、その後に描けるだけ、細かく描いていくんですね。

そして漫画などの髪の毛はこの意識が特に重要です。

束に分けるポイントとしては前髪、横髪、後ろ髪の四つですね。この四つのポイントを影のラインなどを探しながら、描きます。他にも特に影が目立ち、立体的な束に見えるところも区切るポイントです。

最後に制作過程をどうぞ!!!

1 では楕円を描きながら顔の形と向きを決めていきます。

2 次に生え際の位置や顔の正中線、目鼻口の位置をラフなせんで探ります。

3 清書(本書き)前のラフスケッチの段階です。前髪、横髪、カールの大きさや流れが大まかに見えてきましたね。

4 1度ねりゴムで薄く転がしながら消して線を薄くします。

5 本書きをしていきます。前髪を描きつつ、アゴのいちも決めていきます。アゴの位置がずれると、髪の毛もずれてしまうので、しっかりアゴを合わせましょう

6 前髪の流れと横髪の流れが決まり、いよいよメインの巻毛を描いていきます。カールした毛の外側の面と内側の面を丁寧に描いてあげるとくるっと回った螺旋に見えて見栄えが良くなります。毛先に行くにつれて緩やかにカーブを弱めると自然に見えます。

7 次に後頭部の部分の線を強調することで、頭の明暗や頑丈さを表現します。そして、上の生え際を一本一本丁寧に描いて魅力的にしていきます。

8 仕上げにあそび毛を描いて完成へと近づいていきます。

9 完成図。

片方の髪に3つほどカールした束を描いてボリューミーな仕上がりになりました。またほっぺに垂れたカールした前髪もアクセントになっています。

まとめ

今回は髪の毛の描き方を紹介しましたが、10数万本ある髪の毛もポイントを抑えれば、ある程度簡単い描けてしまいます。今回のポイントは実写、イラスト関係なく大切なので意識してたくさん描きましょう!きっと上達します。

最後までありがとうございました。あなたの活動を応援しています。楽しい1日をお過ごしください。

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